テントで一晩過ごすと、結露等の影響で湿ることがあります。濡れたまま収納するとカビやニオイ、劣化の原因になるため、使用後はしっかり乾燥させることが大切です。
しかし、マンションなどの集合住宅に住んでいる場合、「どうやって干せばいいの?」と困る方も多いでしょう。
この記事では、マンションやアパートにお住まいのキャンパー向けに、浴室乾燥・室内干し・ベランダ干しなど、限られたスペースでも実践しやすいテントの干し方を紹介します。
▼マンションやアパート住まいだと、キャンプ後の濡れたテントやギアを部屋まで運ぶだけでもひと苦労……。
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マンション・アパート住まいは「撤収時のひと手間」が重要!
マンションやアパートでは、帰宅後にテントを大きく広げられる場所が限られます。そのため、自宅に持ち帰ってから一気に乾かそうとするよりも、キャンプ場でできるだけ水気や汚れを落としておくことが大切です。
撤収時に意識したいポイントは、次の3つです。
1. なるべく水気を取っておく
テント撤収時にまず意識したいのが、できるだけ水気を取っておくことです。
マンションやアパートでは、帰宅後にテントを大きく広げられる場所が限られます。そのため、キャンプ場で撤収する段階から、タオルで拭いたり風を通したりして、できる範囲で乾かしておくことが大切です。
◾️撤収時のポイント
- タオルなどで表面の水気を拭き取る
- フライシート・インナーテント・グランドシートを分けて風を通す
- スカートなど乾きにくい部分も確認する
テント全体をしっかり乾かすには時間がかかります。可能であれば、朝起きたら早めに撤収準備を始め、出発までの時間を使って少しでも風を通しておくのがおすすめです。
スカートなどの縫い目まわりは水分が残りやすい部分です。完全に乾かせない場合でも、現地でできるだけ水気を取っておくと、自宅に持ち帰ったあとの乾燥がラクになりますよ。
◾️乾かすときのコツ
- チェアやテーブルにかけて風が通るようにする
- ポールとロープを使って、簡易的な物干しスペースを作る
- 自立式テントは、底面にも風が当たるようにする
自立式テントを裏返して乾かす場合は、風で飛ばされないよう、ペグで固定するなど安全に注意しましょう。
完全に乾かせない場合でも、現地でできるだけ水気を取っておくと、自宅に持ち帰ったあとの乾燥や片付けがラクになります。
2. 泥・砂・落ち葉などの汚れを取り除く
テントを撤収するときは、水気だけでなく、泥・砂・落ち葉などの汚れもできるだけ取り除いておきましょう。
汚れを残したまま持ち帰ると、自宅でテントを広げたときに、床やベランダに砂や枯れ葉が落ちて、掃除の手間が増えてしまいます。
汚れが残りやすい場所は以下です。
- テントの底面
- ベルト部分
- スカート
- インナーテントの床
- ファスナーまわり
テント内に入り込んだ砂・落ち葉・食べカスなどは、コロコロや充電式のハンディクリーナーを使うと取り除きやすくなります。
泥汚れや細かな汚れは、乾いた布や固く絞った雑巾で軽く拭き取っておくと、自宅に持ち帰ったあとの乾燥や掃除がラクになりますよ。
3. ペグ・ポール・ガイロープ等も拭いておく
テント本体だけでなく、ペグ・ポール・ガイロープなどの小物類も、撤収時に水気や汚れを拭き取っておきましょう。
◾️拭いておきたいアイテム
- ペグ
- ポール
- ガイロープ
- ハンマー
- 収納袋
ペグやポールは金属製のものが多く、水気や泥汚れが付いたまま収納すると、サビの原因になります。乾いた布で水気を拭き取り、泥汚れがある場合は固く絞った雑巾で軽く拭いておくと安心です。
ガイロープに泥や砂が付いたままだと、自宅で広げたときに床やベランダを汚してしまうこともあります。できるだけ水気や汚れを取ってから収納しましょう。
マンション・アパートでできるテントの干し方
マンションやアパートでは、浴室・室内・ベランダなどを使い分け、限られたスペースで少しずつ乾かすのがおすすめです。
ここでは、集合住宅でも実践しやすいテントの干し方を紹介します。
1. 浴室乾燥で干す
浴室乾燥機がある場合は、浴室で干す方法がおすすめです。外に干しにくいマンションやアパートでも、天候や時間帯を気にせず乾かしやすいのがメリットです。
◾️ポイント
- できるだけ布同士が重ならないように広げる
- 途中で向きを変えて、乾き具合を確認する
乾燥時間は、テントの大きさや濡れ具合、浴室乾燥機の性能によって異なります。数時間〜半日ほどを目安にしながら、乾きにくい部分が残っていないか確認しましょう。
乾きが足りない場合は、扇風機やサーキュレーターを併用して下から風を送ると乾かしやすくなります。
2. 室内で干す
浴室乾燥機がない場合や、浴室だけではスペースが足りない場合は、室内でテントを干す方法もあります。
部屋の中に突っ張り棒・物干し竿・ロープなどを設置し、パーツごとに分けて干しましょう。一度に広げるのが難しい場合は、乾いた面と濡れている面を入れ替えながら、少しずつ乾かしていくのがおすすめです。
◾️ポイント
- 換気して湿気を逃がす
- 床にタオルやレジャーシートを敷く
テントの金具やポールが家具・家電・床に当たると、傷がつくことがあります。濡れたテントから水滴や砂が落ちる場合もあるため、干す場所のまわりを片付けてから作業しましょう。
サーキュレーター・扇風機・エアコンを活用する
室内でテントを干す場合は、サーキュレーターや扇風機で風を送ると乾きやすくなります。
また、エアコンの除湿機能や除湿機を併用すれば、室内に湿気がこもりにくくなるのでおすすめです。
布団乾燥機を使う方法もある
布団乾燥機がある場合は、床に広げたテントにホースで風を送ったり、自立式テントの入口から風を入れたりして乾かす方法もあります。
ただし、テントの素材によっては熱に弱い場合があります。高温の風を長時間当てると、生地やコーティングを傷める可能性があるため、使用前に取扱説明書を確認しましょう。
使う場合は、低温モードや送風モードを選び、同じ場所に熱がこもらないよう注意してください。
3. ベランダで干す
ベランダにスペースがある場合は、天気の良い日に自然乾燥させる方法もあります。
物干しスタンドや物干し竿にフライシート・インナーテントなどをかけ、できるだけ布同士が重ならないように干しましょう。
ベランダ干しの注意点
ベランダでテントを干す場合は、マンションやアパートの管理規約を事前に確認しておきましょう。物件によっては、ベランダの手すりに布類をかけることが禁止されている場合があります。
また、風でテントが飛ばされたり、下の階に水滴・砂・落ち葉などが落ちたりしないよう注意が必要です。干す前にテントの汚れを落とし、ピンチや洗濯バサミ等でしっかり固定しておくと安心です。
なお、ベランダは避難経路となっていることも多いため、テントや物干しスタンドで通路をふさがないようにすることも大切です。
◾️ポイント
- 管理規約で手すり干しが禁止されていないか確認する
- 風で飛ばされないように固定する
- 下の階に水滴・砂・落ち葉を落とさない
- 避難経路をふさがない
風が強い日は天気が良くても無理にベランダで干さず、浴室や室内で乾かす方法に切り替えると安心です。
▼テントを乾かすときには、ペグ・ガイロープ・ハンマーなどの小物も一緒に整理しておくと、次回の準備がラクになります。
テント周りの細かなキャンプギアをまとめたいときには、ポケット付きトートバッグが便利です。
\テント周りの小物収納に便利/
テントを干すときの注意点
テントを干して乾かす際は、以下の注意点を確認しておきましょう。
1.完全に乾いてから収納する
テントは、完全に乾いてから収納しましょう。
表面が乾いているように見えても、生地の重なった部分や縫い目、収納袋の内側などに湿気が残っていることがあります。湿ったまま収納すると、カビや嫌なニオイ、生地の劣化につながるため注意が必要です。
特に、以下の部分は水分が残りやすい場所です。
- ジッパーまわり
- ベルト
- スカート
- ガイロープ
- 縫い目まわり
- 底面
- 収納袋の内側
これらの部分は、生地表面が乾いていても湿っていることがあります。手で触って湿り気を感じる場合は、サーキュレーターや扇風機で風を当てて追加で乾かしましょう。
すぐに完全に乾燥できない場合は、いったん仮収納にとどめておき、なるべく早めに広げて乾かし、長期間そのまま放置しないことが大切です。
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2.直射日光に長時間当てすぎない
テントを干すときは、直射日光に長時間当て続けるのは避けましょう。
日光に当てると乾きやすくなりますが、長時間強い日差しにさらすと、生地やコーティングの劣化につながる場合があります。特に夏場の強い日差しの下では注意が必要です。
屋外やベランダで干す場合は、乾いたら早めに取り込みましょう。長時間放置するよりも、風通しをよくして短時間で乾かすことを意識すると安心です。
どうしても乾かせない場合はテント乾燥・クリーニングサービスも検討する
どうしても自宅でテントを乾かせない場合は、テント乾燥・クリーニングサービスを利用する方法もあります。
大型テントを使っている場合や、雨撤収で全体が濡れてしまった場合は、マンションやアパートの限られたスペースだけで完全に乾かすのが難しいこともあります。
テント専門のサービスに依頼すれば、自宅で広げる手間を減らしながら、乾燥や汚れ落としを任せられます。カビやニオイが心配なときや、長期保管前にしっかりメンテナンスしたいときにも便利です。
ただし、利用には費用や発送の手間がかかります。テントのサイズや汚れ具合によって料金が変わる場合もあるため、事前に料金等を確認しておくと安心です。
マンションでも工夫すればテントはしっかり干せる
マンションやアパートに住んでいる場合でも、浴室乾燥・室内干し・ベランダ干しを使い分ければ、限られたスペースでテントを乾かすことは可能です。
帰宅後の負担を減らすためには、キャンプ場で水気や汚れをできるだけ落としておくことも大切です。
濡れたまま収納すると、カビや嫌なニオイ、生地の劣化につながることがあります。フライシート・インナーテント・グランドシートを分けて干し、ジッパー・ベルト・スカートなど乾きにくい部分まで確認してから収納しましょう。
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