災害用として避難所にコットを導入|南あわじ市危機管理部にお話を伺いました

コットを備蓄資材として導入したきっかけ南あわじ市にお話を伺いました

地震・台風・水害など、自然災害の多い日本。南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備えて、国や地方自治体では災害対策が進められています。

兵庫県の南あわじ市では、避難所に備蓄する資材としてWAQの2WAYフォールディングコットを導入いただいています。

今回は、

  • 避難所の備蓄資材としてコットを導入したきっかけ
  • 災害に対する備えの重要性

などについて、南あわじ市の危機管理部危機管理課にお話しを伺いました。

コットを導入したきっかけや導入前に感じていた課題

ーーどのようなことがきっかけで、避難所にコットを導入されたのでしょうか?

災害発生時、避難の必要な人が避難しやすい社会を作るための方法の一つとして、避難所で雑魚寝といった戦前から変わらない避難所の環境を改善する必要があると感じていました。また、新型コロナの感染拡大により、発熱などの有症状者が避難してくることが考えられます。そのため、避難所での感染症対策を検討する中で、簡易ベッドの導入を進めました。

ーー今回導入いただいたコットは、どのようなシチュエーションや用途で使用される予定ですか?

避難所では、発熱などの有症状者の滞在スペースに設置し、療養用としての使用を考えています。その他では、避難所の福祉スペースに設置して、高齢者などの要配慮者が使えるようにしたりですね。

避難所に簡易ベッドのコットを設置するメリットとは

ーーコットのような簡易ベッドを避難所に設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

災害関連死の対策になると考えています。床に直接横になると、床にたまったホコリやウイルスを吸い込み肺炎や感染症になる恐れがあります。また、高齢者などは、床から立ち上がることが難しく寝たままの状態が長くなりやすいんです。

さらに、水分などの摂取を控えがちになるので、エコノミークラス症候群などにかかる恐れがあります。ベッドがあると床から距離がとれて立ち上がりやすくなり、災害関連死の予防に効果があると言われています。

他にも、避難所の環境が改善されることで、避難控えがなくなり避難行動につながりやすくなると考えています。

WAQのコットを購入した理由

ーー数多くのアウトドアブランドや防災用ベッドを販売している企業がある中で、なぜWAQを選んでいただいたのでしょうか?

まずは、かんたんに設置と収納ができるのと、コンパクトに保管できることがありました。工具やテープ類を使わずに設置収納できるものがいいですね。

ーーなるほど。WAQのコットは折り畳めば場所も取らないし、数分でサッと組み立てられるので、災害のときでも臨機応変に使えそうですね。

感染症対策として備蓄資材の種類や量も増えているため、より省スペースで収納できるものを導入しています。また、新型コロナウイルス感染症対策として、使用中や使用後に、アルコールの噴霧や消毒液などを浸した布などで拭き取るなどの消毒を行う必要があるので、かんたんに消毒できるというのもポイントでした。

ーー感染症対策の一環として、衛生面でも使いやすいというのは重要ですね。

他には「使用シーンに合わせて高さが変えられる」「再利用できる」のがあります。感染症対策として床からの距離を一定程度取ることは有効ですが、使用シーンや使用者の身体的な状況、たとえば高齢者や子どもがベッドから転落しケガをする恐れなどに応じて、高さを変更できるのが良いです。

あとは台風が過ぎ去るまでの間など一時的な避難場所として避難所を開設する場合は、梅雨や台風シーズンの出水期を中心に年に数回避難所を開設し、簡易ベッドを使用することになります。そのため、耐久性があって繰り返し使えるものの方が、経済的でもあります。

自然災害に備える重要性について

ーーここ数年の間、地震が頻発しています。内閣の地震調査委員会は、今後40年以内の南海トラフ巨大地震の発生確率を90%に引き上げました。今後来るべき災害に備えて、私たちが意識すべきことは何でしょうか?

毎年、全国各地で災害が発生しています。他人事とせず、一人ひとりが自分の事としてとらえ普段から災害に備えておく必要があります。防災だけだと継続が難しいですが、ローリングスストックによる食料の備蓄、趣味のキャンプ用品が避難生活でも活用できるといったような、日常生活が防災にも通じていることが、備えを長く続けていくために有効であると考えています。

ーありがとうございました!

災害対策には「公助・自助・共助」3つの連携が大切

災害対策は公助・共助・自助の連携が重要

今回は、南あわじ市危機管理部危機管理課の担当者の方に、災害対策に関する貴重なお話を伺うことができました。

私たち人間の力では、自然災害の発生を止めることはできません。それゆえに、一人ひとりがもしもに備える意識を持ち、災害対策への取り組みを高めることが大切です。

災害対策は、大きく3つに分けられます。

【災害対策 3つの要素】

  • 行政が援助する「公助」
  • 企業や地域で助け合う「共助」
  • 家庭や自分自身の身を守る「自助」

災害発生後の被害を最小限にするためには「公助」「共助」「自助」3つの輪の連携が重要です。

公助には限界がある

行政では、避難生活での負担や災害関連死などを減らすために、避難所の環境改善が進められています。しかし、思いもよらぬ大災害が起きたときは、行政の支援が行き渡るまでに時間がかかる、または支援が十分に行き渡らない可能性もあります。

実際に2011年に発生した東日本大震災では、支援すべき行政が被災してしまい行政機能が働かなかったなど、公助にも限界があることが明らかとなりました。
(参考:平成26年版 防災白書|特集 第5章 1 「公助の限界」と自助・共助による「ソフトパワー」の重要性 : 防災情報のページ - 内閣府)

一人ひとりが災害に備える&支え合うことが重要

今後高い確率で発生するとされている、南海トラフ巨大地震のような大規模災害が起こった場合は、公助の限界が懸念されています。そのため、行政だけに頼らず、地域住民や事業者などの小さなコミュニティが主体的に支え合う重要性は高まっています。
(参考:平成30年版 防災白書|第1部 第1章 第1節 1-1 国民の防災意識の向上 : 防災情報のページ - 内閣府)

自分で守る「自助」、企業や地域住民で助け合う「共助」が機能することで、減災につながり、災害関連死などの発生リスクも減らせます。コットをはじめとしたキャンプグッズは、いつ発生するかわからない自然災害への備えとしても役立ちます。

普段から避難時や緊急時での使い道も想定した上で、キャンプグッズを準備しておくと、万が一のときにも安心できるはずです。この機会にぜひキャンプグッズを活用した災害への備えを検討してみてはいかがでしょうか。

災害の備えに役立つおすすめキャンプグッズ

WAQのキャンプグッズは、地震や台風などの災害が発生したときにも役立つアイテムがそろっています。キャンプのときだけでなく、普段から備えておくと万が一のときにも安心です。

避難生活で役立つキャンプグッズ

避難所まで荷物を運び出すのに役立つアウトドアワゴン

避難所となる体育館などの施設は、床が固いことが多く、毛布や段ボールを敷いたくらいでは体が痛くて眠れない、ということも珍しくありません。

季節の変わり目となる春や秋、寒さの厳しくなる冬は、床からの底冷えが原因となり体調を崩すことも。とくに、足腰の弱いお年寄りや持病のある方にとっては、大きな負担となります。

キャンプ用の簡易ベッドであるコットや、固い床や底冷えから身体を守ってくれるキャンプマットがあると、ストレスや緊張の多い避難所生活でも体を休めることができます。

WAQ 2WAY フォールディングコット

WAQ 2WAY フォールディングコット
商品詳細ページはこちら→<WAQ 2WAY フォールディングコット>

インフレータブル式マット 8cm

インフレータブル式マット 8cm
商品詳細ページはこちら→<インフレータブル式マット 8cm>

WAQ RELAXING CAMP MAT シングルサイズ

WAQ RELAXING CAMP MAT シングルサイズ
商品詳細ページはこちら→<WAQ RELAXING CAMP MAT シングルサイズ>

WAQ RELAXING CAMP MAT ダブルサイズ

WAQ RELAXING CAMP MAT ダブルサイズ
商品詳細ページはこちら→<WAQ RELAXING CAMP MAT ダブルサイズ>

キャンプマット 1人用

キャンプマット 1人用
商品詳細ページはこちら→<キャンプマット 1人用>

キャンプマット 2人用

キャンプマット 2人用
商品詳細ページはこちら→<キャンプマット 2人用>

WAQ RELAXING PILLOW

WAQ RELAXING PILLOW
商品詳細ページはこちら→<WAQ RELAXING PILLOW>

荷物の運搬に役立つキャンプグッズ

家屋の半壊や全壊、避難警報などで、長期にわたり避難所生活を余儀なくされる可能性があります。避難所まで必要な荷物を運び出すときに役立つのが、アウトドアワゴンです。
水道管の破損などで水道が止まり、給水所まで水を汲みに行かなければいけないときにも活躍します。

WAQ アウトドアワゴン

WAQ アウトドアワゴン
商品詳細ページはこちら→<WAQ アウトドアワゴン>

停電時に役立つキャンプグッズ

停電時に役立つLEDランタンやヘッドライト

災害発生時は電柱や電線などが被害を受け、地域一帯が停電になる可能性があります。また、被害の規模によっては電力不足を防ぐために、計画停電となることも珍しくありません。自然災害などの非常事態の中、明かりがないまま夜を迎えるのは心細く不安なものです。

アウトドア用のLEDランタンやヘッドライトを備えておくと、停電に対する不安をやわらげたりトイレに行ったりするときに役立ちます。とくに、情報収集や連絡手段として欠かせないスマートフォンを充電する機能がついているLEDランタンは、心強い味方になります。

WAQ LED LANTERN2

WAQ LED LANTERN2
商品詳細ページはこちら→<WAQ LED LANTERN2>

LED ヘッドライト

LED ヘッドライト
商品詳細ページはこちら→<LED ヘッドライト>

WAQでは地方自治体をはじめ、企業や学校、その他団体さまにも導入していただきやすいよう、おまとめ買いサービスを提供しています。お安くなる割引価格もご用意しておりますので、お見積もりなどお気軽にご相談ください。

おまとめ買いサービスの概要はこちらからどうぞ。
法人・団体様用 お問合せページ

無料で見積もり
入力フォームはこちら