火起こし初心者でも簡単な火起こしの方法と便利アイテム10選

火起こし初心者でも簡単な火起こしの方法と便利アイテム10選

はじめてのキャンプやBBQを楽しむために欠かせないのが『火起こし』。

しかしキャンプやBBQでは、どんなプロでもたった1秒で火を起こすことはできません。
火起こしもキャンプやBBQの醍醐味ですが、うまくいかないと楽しさも吹き飛んでしまうもの。

そこで今回は、

  • 火起こし達人となるための便利なアイテム10選
  • キャンプで火を扱うときの注意点
  • キャンプ場にある着火剤代わりアイテム

についてご紹介します。

コツを押さえることで、誰でもかんたんに火起こしできるようになります!
知ってるか知らないかによって歴然の差が出るため、キャンプやBBQで火起こしする予定の方はぜひチェックしてみてください。

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キャンプの楽しさは火起こしで決まる

燃えてる炭

キャンプの楽しさは火起こしで決まると言っても過言ではありません。スムーズに火起こしができたら、それだけで脱キャンプ初心者です。

キャンプにどっぷりと浸かっている方にキャンプの魅力を尋ねると、多くの方が「火を楽しむため」と答えます。

炭火で美味しい食事を作ったり、薪から立ち上る火を眺めたり。燻製料理やキャンプファイヤーに挑戦するなど、さまざまなキャンプの醍醐味を楽しむのも素敵ですよね。

しかし、火起こしは初心者が最もつまづいてしまいやすい作業の一つです。

「火はかんたんに起こせる」「なんとかなる」というイメージを持っていることも多く、火のつけ方がよくわからないままキャンプやBBQに挑んでしまう方も多いもの。

火起こしに失敗して残念なキャンプやBBQにならないように、しっかり火起こしのポイントを押さえていきましょう。

一から火をつけることに初めて成功したときは、以前よりもさらにキャンプやBBQの魅力を感じるはず。

また、火を扱ったあとの後始末は、火起こし以上に注意すべきポイントです。
しっかりと火消しをしなければ火事の原因にもなり得るため、十分に注意しましょう!

安全に火を消すための火消し壺と呼ばれるアイテムも販売されています。
炭の再利用もできるため、火消し壺も一緒に活用すると便利です。

火起こしは『煙突効果』がポイント!

火起こしで1番多い失敗は、「新聞紙など可燃物を燃やすだけ燃やして、まわりを灰だらけにして終了」というものです。
新聞紙の端に火をつけるだけでは、一時的に新聞紙を燃え上がらせるだけで、火起こしはできません。

火起こしのコツは「煙突効果」をうまく利用すること。

【煙突効果とは】
あたたかい空気が上昇する原理を活用したものです。
煙突のように下から新鮮な空気が取り込まれることにより、あたたかい空気が上昇することで、常に火が燃え続けます。

この煙突効果をうまく活用することで、効率的に火起こしできます!
井桁組み

次は、この煙突効果を利用して炭バージョンと薪バージョンの手順を紹介します。

炭の場合:火起こしの手順

炭
炭を使って火起こしする手順は次のとおりです。

炭への着火手順

  1. 着火剤を中心に置く
  2. 炭を着火剤の周りに隙間をたくさんあけて積み上げる
  3. 火をつけたら炭を動かさずじっと待つ

まずは、炭を置く中心に、着火剤をセットしてください。
次に、着火剤のまわりに炭を積み上げていきます。

空気の通り道を作ることが大切です!

なるべく「井」の形に上へ積み上げていく井桁(いげた)組み意識しましょう。

炭の火起こし

よくある失敗が、綺麗に炭を隙間なく炭を並べてしまうこと。
安定するうえに見た目もキレイに整いますが、ぴったり並べると酸素の通り道ができないため燃えにくいです。

炭の大きさで井桁に積み上げることができない場合には、小さい炭から大きい炭へと縦に積み上げていきます。

続いて、着火剤に火をつけます。じっと火を見つめて待ちましょう。このときに気をつけたいのが、以下の2つです。

  • うちわで仰がない
  • 炭を動かさない

火の燃えあがりが弱いとうちわなどで仰いで火を強めようとしてしまいがちですが、それでは火種だけが早く燃えてしまい炭に火がつきません

また、炭を動かして火種にくっつけることも、火種が消えてしまう原因の一つです。

炭は瞬時に火がつくものではありません。

そのため火を起こしてから10分は、決して触らないことが大切です。

慣れていない間は、火がつくまでじっと待つことに不安を感じるかもしれませんが、グッとこらえて10分待ちましょう。10分経っても火がつきそうにない場合は、もう一度火をつけてチャレンジしてみてください。

薪の場合:火起こしの手順

割った薪
薪を使って火起こしするときの手順は次のとおりです。

薪への着火手順

  1. 着火剤を中心に置く
  2. 薪を着火剤の周りに隙間をたくさん開けて積み上げる
  3. 火をつけたら薪を動かさずじっと待つ

薪の場合も、炭で火をつけるときと同じ手順です。

また、薪で火起こしする場合も、薪をタテとヨコ交互に積み上げていく「井桁(いげた)型を意識しましょう。
井桁組みをした薪
炭と比べると木の方が燃えやすいため、じっと待つ時間は炭に比べて短め。

薪の種類は、「焚火用」と「炊事用」の2種類に分けられます。
焚き火用は燃焼時間が長く、炊事用は火がつきすくなっています。
火起こし初心者の場合は、炊事用のものからチャレンジしてみるのもおすすめです。

火起こしにかかる時間の目安は1時間

火起こしにかかる時間は、コツやポイントを理解している初心者の方で1時間ほど
そのため食事を楽しみたい時間から料理に掛かる時間を逆算し、火起こしの準備を始めなくてはなりません。

はじめての火起こしで火起こしに苦手意識を持ったり嫌いになったりする理由は、時間がかかることを知らないことが原因でもあります。

「火起こしにはだいたい1時間ほどかかる」と頭に入れておくだけでも、火起こしそのものを楽しめるようになりますよ。

火起こしの達人になれば20分ほどで火をつけることもできます。

【火起こしの注意点】危険な扱いは気をつけて!事故例も紹介

炎と炭
火起こしは非日常的で普段味わうことのできない魅力が詰まっているものです。
しかしながら火は当然、危険を伴うものです。

ここでは実際に起こった事故を紹介しながら、火起こしの注意点について詳しく紹介していきます。

ガスボンベ爆発

ガスボンベは便利ですが、使用方法を間違えると爆発することも……。

キャンプでのガスボンベ爆発事故で多いのが、保管場所を間違えてしまうことによる事故です。
ガスボンベは40度以下の環境で保管しなければなりません。

温度の上がりやすい火のそばや車の中に放置していると、爆発事故が発生する恐れがあります。

キャンプでのガス器具の取り扱いについては、一般社団法人日本石油機器工業会の公式HPでも注意喚起が行われているほどです。

必ず安全な保管場所を決めて使用しましょう。

着火剤継ぎ足し事故

「着火剤継ぎ足し事故」は、毎年けが人も出ている事故です。

着火剤のほとんどは火をつける前に使用するものです。

火が弱いと思って着火剤を継ぎ足してしまうと、一気に火が燃えあがり火傷してしまう可能性があります。
特に液体タイプのものでは、たとえ離れた場所からの継ぎ足しでも火の方が瞬間的に着火剤の方に燃え移ったり、火と共に周囲に飛び散ったりします。

周囲にいる大勢もヤケドを負う危険性が高いため、十分注意しましょう!

カセットコンロを2台連結使用で爆発事故

カセットコンロを2台並べて大きな鉄板で焼きそばを作るというのは、一見合理的な使用方法に思えますよね。

しかしこの方法では、カセットコンロ本体の熱が逃げ場を失い、爆発を招いてしまう危険性があります。
実際キャンプで事故が発生した例もあり、一般社団法人日本石油機器工業会の公式HPでも注意喚起が行われています。

ガスによる爆発になり、大きなけがの恐れがありますので注意してください。

BBQコンロの転倒によるやけど

キャンプ場やBBQ会場では、足場が不安定なことが多いです。

BBQコンロを設置する場所は、なるべく安定した場所を選ぶことが大切です。

またテントやタープのロープに引っ掛かり転倒、BBQコンロが倒れてしまう事故も多いです。
使うロープの色は目立つ色するなどの工夫をして、危険のない場所にBBQコンロを設置しましょう。

着衣着火でやけど

火起こしでは、火の粉が服に飛んできて服が燃えてしまう着衣着火がおこる可能性もあります。
とくに細かい火の粉が周囲に舞う、薪を使用したときに多い事故です。

また、熱にあたることによって、火が服に燃え移ることもあります。

起毛素材や麻、レーヨン、化学繊維の素材でできた服は特に火が燃え移りやすく、一気に体全体に広がります。

服の袖についたわずかな火が首元まで駆け上がるまでの時間は、燃えやすい素材ではわずか1秒といわれています。

キャンプやBBQのときは、

  • 起毛素材の服はなるべく避ける
  • 消火用の水を十分に用意する

これらに注意しましょう。

とくに忘れてしまいがちなのが軍手です。

軍手は火起こしの際に指先を保護するのに役立ちそうですが、化学繊維が多く含まれいるものも多いです。防火用のものを使用するなど工夫しましょう。

下記の記事では、火おこしや料理などをはじめとした「キャンプでのあるある失敗談」を4コママンガも交えながらまとめています!「そんなことあるの!?」といった思いがけない失敗エピソードも聞けました。

キャンプに行く前は、こちらもぜひ合わせてご覧ください。

初心者も簡単に利用できる火起こしアイテム

網で焼かれている鶏肉
初心者の方もかんたんできる火起こしできる、おすすめなアイテムを10個ご紹介します。
火起こしの達人になれるアイテムばかりのため、キャンプやBBQに行く前にはチェックしてみてください!

固形着火剤

固形タイプの着火剤は扱いがとてもかんたんなため、初心者の方におすすめです。
ゆっくりと着火していくため、炭や薪の組み方に自信がない方でも火を付けやすいでしょう。
燃やしはじめに煙が出るものが多いですが、火が安定する頃にはなくなります。
100円均一などでも販売されているため、気軽に購入できます。

液体着火剤

液体タイプの着火剤です。ジェル状のものがほとんどで、炭や薪に塗って使用します。
ジェルタイプの液体着火剤は、固形燃料よりも着火力が高いとされているため、焚火用の薪などへの使用がおすすめです。
使用するときは、ジェルがまわりへ飛び散ってしまわぬよう注意しましょう。

また、火がついている場所へ継ぎ足しての使用は大変危険です。
製品の注意事項をしっかり読んでから使用してください。

火起こしストーブ(火起こし器)

火起こしストーブ(火起こし器)は、効率よく火起こしするための「煙突効果」をかんたんに作れます。
炭と火をつけた固形着火剤を入れておけば、10分ほどで火を起こすことができます。

使用している間に火起こし器自体が熱くなるため、耐熱手袋やトングを用意して使用しましょう。

火起こし鍋

火起こし鍋は、底面が網目状になっている着火用の鍋で、見た目は七輪や片手鍋のようなものが多いです。
火起こし鍋の中に炭を入れ、ガスコンロで熱することで炭に火をつけます。
ガスコンロで火をつけるため、着火剤を使用する必要もなく非常に手軽に使用できます。
ただし火起こしストーブに比べ、一度に火をつけられる炭の数は少なめです。

ガスバーナー

ガスバーナーで炭の火起こし
ガスバーナーでの火起こしは炭に使用する方も多いですが、薪への使用もおすすめです。
水分量が多い薪の場合、火が燃え移らないこともあります。そんなときに、ガスバーナーで火をつけることで安定しやすくなります。
ただし、炭や薪に火がついている状態で使用する場合などは、ガス缶の爆発事故などを起こさないよう取り扱いに注意しましょう。

BBQファン

火力を上げたいときに便利なのがBBQファンです。
火力をさらにあげたいときにBBQファンを活用すると、ピンポイントで風を送ってくれるためとても楽ちん。
電池式・手動式・空気入れと一体型など、さまざまな種類があるため、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

チャッカマン

ライター
固形着火剤や液体着火剤問わず、着火剤に火をつけるのはちょっと怖いですよね。
そんなときに役立つのがチャッカマンです。火を付ける場所と距離を取りながら、しっかり火をつけることができます。
100円均一でもかんたんに手に入れられてお手軽なアイテムです。

電子ライター

電子ライターは雨や風の影響を受けにくいメリットがあります。
まわりに遮るものがないキャンプ場では、風が吹いてなかなか火が付かないことも……。

さらに通常のライターでは寒い時期は気化不足でガスが入っているのに火が付かないとうこともありますが、電子ライターならその心配はいりません。
USBで充電できるため、年に1回から2回しかキャンプに行かないという方でも製品が劣化する心配がなくおすすめです。

耐熱グローブ

初心者にこそおすすめなのが耐熱グローブです。
直接火をつけるための道具ではありませんが、火起こしを安全にしてくれるグローブです。
普通の軍手を使用する方がいますが、軍手は火がついてしまうと燃えやすいものが多く、ヤケドの恐れもあります
また、火消しの際にも耐熱グローブは役立ちます。安いものだと1,000円前後で売られているため、手に入れやすいキャンプアイテムの一つです。

焚火台

焚き火
焚火をするためには焚火台が必須のキャンプ場またはBBQ場は多いです。
焚火台は空気の流れを考えて作られているため、地面でそのまま焚火をするよりも火が付きやすいためおすすめです。

慣れてきたら使いたいお洒落な火起こしアイテム

ライター
火起こしに慣れてきて、火起こしの達人を目指す人におすすめできるお洒落な火起こしアイテムを紹介していきます。

初心者向けに紹介したアイテムよりも使いこなすためには練習が必要なものも多いですが、火起こしという非日常をより面白くしてくれるアイテムばかりです。

ファイヤースターター

ファイヤースターターはマッチやチャッカマン、ライターが使えない時にでも使用できるアイテムです。
マグネシウム棒と金具を組み合わせたもので、現代版の火打石と考えると分かりやすいでしょう。
マグネシウム棒を金具で擦り火花を散らすことができます。その火花をおがくずなどの火種に移すこで火を起こします。

火花から火種に火をつけるという方法は、ザ・アウトドアという方法です。
何度も繰り返し使用することができますし、水に濡れても平気なためいざと言う時のために用意している方も多いです。
火打石よりかんたんに火花は散りますが、コツを掴むまではなかなか火種に火を移すことができません。
その分、火起こしに成功した時の喜びは大きいです。

集光レンズ

集光レンズは虫眼鏡で火を起こすのと同じ原理で火起こしをするアイテムです。
小枝など火種になるものを用意し、太陽にかざすことで火を起こします。
晴れている日であれば夏のような日差しが強い日以外でも使用できます。

太陽の光で火起こしをしてみたいと考えている方におすすめです。

ただし太陽の光を集めて火を起こすほどですので、使用しない場合はしっかり収納しておく必要がありますので注意しましょう。

ファイアピストン

ファイアピストンとは、空気を圧縮することで火起こしするアイテムのことです。
火種になるものを棒の先端に設置し、空気の逃げ道を無くした棒に入れピストンすることで、空気が圧縮されることにより熱が生じ、火種が燃えるというものです。

実はこの方法は原始発火器具と呼ばれるものの1つで、きりもみ式や火打石同様に古くから使われていた火起こし方法です。

火種が燃えたら火を取り出し、おがくずなどの上で火を大きくすれば火起こし完了。
空気を圧縮させる方法ですので、ぐっと棒を押し込む必要があり多少の力がいります。
原始的な方法で火起こしを行ってみたい方はぜひ行ってみてください。

すでにキャンプ場にいるあなたへ!身近な火起こしアイテム

薪
火起こしに対する対策を1つも考えていなかったという失敗は多いです。
しかし、コツや手順をしっかり守れば、初心者の方でも十分に火起こしはできます。

ここからは「キャンプ場にいるけど火起こしがうまくいかない…」とピンチに堕ちっている方に向けて、キャンプ場にあるアイテムでどうにか火起こしするための方法を紹介します!

牛乳パック

牛乳パックは着火剤として使用できます。牛乳パックをよく洗い、その後しっかりと乾かします。カットすることなくそのまま火をつけて使用することがおすすめです。

牛乳パックは新聞紙と比較し灰が周囲に飛ぶことも少なく、ワックスコーティングがされているため比較的長時間燃えてくれるため火を起こしやすいです。
家に牛乳パックがたくさんある場合は、カットし積み上げて使用するのもおすすめです。

新聞紙

新聞紙を着火剤にする際は、新聞紙を1枚1枚ねじり棒のような形にしていきます。固くねじりすぎてしまうと燃える時間は伸びるものの空気が入りにくくなってしまいまいます。そのためきつくねじるものと軽くねじるものの2種類用意すると良いでしょう。

中央に新聞紙を積み上げ、その周りを炭で囲みます。新聞紙で火をつける際に注意しなければならないのは、じっと待つことです。
すぐに風を送ってしまうと炭に火が付かず、灰が周囲に飛び散ってしまいます。

割りばし

割りばしも着火剤として使用することができます。割りばしはを井桁状に積み上げ、その周囲を炭で囲みます。
炭で囲んだ後にさらに割りばしが余っているのであれば、さらに割りばしを井桁状に積み上げると尚良いです。
炭に囲まれている割りばしに火をつけ、あとはじっと待つだけです。

割りばしが余っている場合に炭の上においた割りばしに火をつけても、炭に火がつくことは少ないです。
火は下から上へ燃えるので、できるだけ内部に火をつけましょう。内部に火をつけられないほど密集して割りばしや炭を
置いてしまうと空気不足になり火が付きにくくなるため注意してください。

リップクリーム

リップクリームは着火剤に変身させることができます。リップクリームは唇を保湿する目的で作られていますので、その成分にはオイルが含まれているためです。
そのままリップを燃やそうとしても燃えることはありませんが、着火剤になりそうなものに塗ることで、燃やすことができます。
コットンなどに塗り込むのが理想ですが、割りばし新聞紙に塗り込んでも塗り込まない場合に比べて良く燃えるようになります。

そのまま火に投げ込んでも燃えることはありませんので注意しましょう。ろうそくのロウの部分に火をつけるだけではロウが溶けるだけで火が付かないのと同じ仕組みです。必ず他の着火剤になりそうなものと組み合わせて使用しましょう。

ガムテープ

ガムテープは着火剤として使用することができます。
ガムテープの粘着部分が外側に来るように丸めたものを複数個作ります。

その周囲に炭を積み重ねガムテープに火をつけましょう。あとは通常通りじっと待つだけです。
安定する前に多くの風を送るとガムテープだけが先に燃え上がり、肝心の炭に火が付かなくなる可能性があります。

ガムテープの粘着成分は水溶性粘着剤が用いられており燃えやすくなっています。また表面は油分を含んでいるので、これもまた燃えやすいです。

紹介してきた身近な火起こしアイテムの中で1番火をつけた瞬間に火が大きくなりやすいですので注意しましょう。

松ぼっくり

松ぼっくり
キャンプ場の中に落ちている松ぼっくりも、着火剤の代わりになります。
松ぼっくりにはマツヤニが含まれており、天然の着火剤として昔からキャンパーたちから重宝されてきました。

火をつけて様子を見ながら空気を送り込むのがポイント。
杉の木の枯葉も一緒に使うと、火を起こしやすくなります。

松の木は、山や公園をはじめ、街路樹や海岸沿いなどにも植っています。
松ぼっくりが実る季節は秋から冬にかけてですが、春や夏でも探してみたら見つけることができます。
着火剤をうっかり忘れたときの救世主になるため、ぜひ試してみてください。

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