楽しいキャンプから帰宅して、汚れた洗濯物をどっさり洗うのにうんざりする方は多いはず。キャンプ中に一部でも洗濯すれば、持っていく着替えや汚れた洗濯物が減り、準備や帰宅後の負担を減らせます。
そこで、今回はキャンプでの洗濯について、以下の内容で詳しく紹介します。
- キャンプで洗濯するメリット
- キャンプでの洗濯方法
- キャンプで使える洗濯アイテム
「キャンプに持っていく荷物を減らしたい」「洗濯物を減らして帰宅後はゆっくり休みたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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キャンプでの洗濯はどうしていますか?
キャンプで汚れた衣類やタオルの洗濯はどうしていますか?おそらく、多くの方が家に持ち帰って洗濯しているのではないでしょうか。
ですが、帰宅後にキャンプで疲れた体でたくさんの洗濯物を洗うのはかなり億劫なもの。そこで提案したいのが「キャンプ場での洗濯」です。
キャンプ場に備え付けの洗濯機や乾燥機があれば、お金はかかりますが手軽に洗濯可能です。もしキャンプ場に洗濯機がなければ、手洗いでも洗濯ができます。
とくに連泊キャンプでは、泊数が増えるほど洗濯物も大量になります。1泊のキャンプに比べて時間的余裕があるので、アクティビティ気分で洗濯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
キャンプで洗濯する3つのメリット
キャンプ場での洗濯には、以下の3つのメリットがあります。
- 持っていく着替えが減らせる
- 帰宅後の洗濯物が減る
- 匂いが気にならなくなる
各メリットをくわしくみていきましょう。
メリット1 持っていく着替えが減らせる
キャンプ場で洗濯することで、持っていく着替えが減らせます。
荷物を減らしたい徒歩キャンプやツーリングキャンプでは、洗濯することで着替えが少なく済むので、より身軽に行動できるでしょう。
メリット2 帰宅後の洗濯物が減る
キャンプから帰宅するとテントやタープを乾燥させたり、ギアの手入れをしたりと、やることが山積みです。さらにたくさんの洗濯物を洗うとなれば、うんざりしてしまう方は多いはず。
キャンプ場で一部でも洗濯しておけば、帰宅後の洗濯の負担がかなり減らせます。
メリット3 匂いが気にならなくなる
帰宅後の洗濯で気になるのが、汚れた衣類やタオルの匂いです。とくに夏場や連泊キャンプでは匂いがさらにキツくなり、うんざりした気分になってしまうことも……。
汚れてもキャンプ場で直ぐ洗うことで、匂い問題がかなり解消されます。
キャンプでの洗濯方法は2つ
キャンプ場での洗濯方法には「手洗い」か「洗濯機・乾燥機の使用」があります。
洗濯物がよほど大量でなければ、手洗いもそれほど苦にはなりません。ファミリーキャンプでは、お子さんとアクティビティ気分で楽しく手洗いにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
ここからはキャンプ場での手洗い方法をステップ形式で画像とともに紹介します。
キャンプで洗濯物を手洗いする手順
手順① 水に洗剤を溶かす
容器に水を入れて、洗剤を加えてよく混ぜて溶かします。混ざりにくい粉洗剤はとくに丁寧に混ぜてください。汚れが酷い場合は、ぬるま湯を使うと汚れ落ちがよくなります。
キャンプ場によっては使える洗剤に制限があったり、洗剤自体が使えなかったりする場合があるので、事前に公式サイトでチェックしておくとよいでしょう。
洗剤の容器には、水量に対する洗剤量が記載されています。必要以上に洗剤を入れても汚れ落ちはさほど変わりありません。すすぎの回数が増えて、余計に時間や手間がかかったり、水が無駄になったりするので、記載の量を守りましょう。
洗濯物が少ない場合や徒歩キャンプ・ツーリングキャンプでは、コンパクトにたためるドライバッグ・洗濯バッグなどを使って洗うのがおすすめです。
手順② 洗濯物を洗剤を溶かした水に浸ける
洗濯物を水に浸したら、しばらく浸け置きしましょう。浸け置きだけでも、汚れを落とす効果があります。時間は汚れに応じて10分~1時間程度です。
泥や油など落ちにくい汚れがある場合は、浸け置きの前に洗剤原液を直接塗ると、さらに汚れが落ちやすくなります。
洗剤を塗ったら、汚れの箇所を指でつまんで、洗剤を馴染ませるよう「つまみ洗い」をするとしっかり洗剤が生地に溶け込みます。
手順③ 揉み洗いや押し洗いをする
浸け置き後に押したり、揉んだり、足で踏んだりして、さらに汚れを落とします。
洗濯バッグやドライバッグを使う場合は、袋ごと揉んだり、振ったりするとよいでしょう。
靴下などの頑固な汚れには、洗濯板を使うと落としやすくなります。
手順④ 水ですすぐ
洗剤で汚れを落としたら、洗濯物を軽く絞り、きれいな水に入れ替えます。
洗濯物を水の中で押したり、振ったりしながらすすぎます。水が濁らなくなるまで、2~3回取り換えましょう。すすぎ1回でOKな洗剤を使えば、すすぎの回数を減らせます。
洗濯バッグやドライバックを使う場合は、袋ごと揉んだり、振ったりしてすすぎます。
手順⑤ 脱水する
タオルなど傷みにくい生地は、手で強く絞ってもOKです。バスタオルなど大きなものは2人で協力すると、しっかり絞れます。
Tシャツなどは伸びやすい生地のものは軽めに絞りましょう。マイクロファイバー製など速乾性のある吸水タオルで、水分を吸い取る方法もおすすめです。水分を吸った吸水タオルは、洗濯物と一緒に干しておくと直ぐに乾きます。
洗濯バッグやドライバックで洗う場合は、袋ごと洗濯物をきつく巻いて脱水します。
手順⑥ 干す
ロープを木やテント・タープのポールなどに張って、洗濯物を干します。
木にロープを張る際は、幹を傷めないようロープの下にタオルなどを巻きましょう。
ロープを張る木の間隔が離れている場合もあるので、長さは5~10mくらいがおすすめです。
長めのロープであれば半分に折って2本をねじり、隙間にハンガーを固定することができます。
夜間は雨や露で洗濯物が湿ってしまう場合があるので、夕方になっても乾かない場合はタープ下などに移動しておくと安心です。
キャンプ場の洗濯機を使う際の2つの注意点
キャンプ場に備え付けの洗濯機を使えば、手間や時間をかけず気軽に洗濯できますがいくつかの注意点があります。ここでは、キャンプ場の洗濯機を使う際の注意点をくわしく紹介します。
注意点1 洗剤の持参が必要な場合もある
街中にあるコインランドリーでは、基本的に洗剤を持っていく必要はありません。
しかしキャンプ場の洗濯機で意外と多いのが、洗剤を自前で準備するタイプです。洗剤を持っていかないと、水洗いしかできないことになります。
洗剤が必要か否かは行ってみないと分からないので、念のため洗剤を持参するか、あらかじめ電話などで確認するかが必要です。
注意点2 繁忙期は混んで使えないこともある
ゴールデンウィークやお盆期間は、キャンプ場は非常に込み合います。何度見に行っても、いつも洗濯機や乾燥機が使用中ということも少なくありません。
洗濯機で洗うつもりで着替えを少なめに持っていくと、途中で足りなくなってしまうことも考えられます。洗濯機が使用できない場合も考え、念のため、日数分の着替えを持っていくか、手洗いの道具を準備しておくとよいでしょう。
キャンプでの洗濯に使えるアイテム9選
ここからはキャンプでの洗濯に必要なアイテムや、おすすめアイテムを紹介します。
100円ショップのアイテムなど、リーズナブルなものを中心にピックアップしているので参考にしてください。
アイテム1 洗剤
キャンプ場では、洗剤使用のルールが決まっている場合があります。公式サイトなどで、石けんや洗剤についてのルールを事前に確認しておきましょう。
排水設備が整っているキャンプ場では、自宅で使っている「石油系合成洗剤」も使用可能です。すすぎ1回でOKの製品であれば、手間や時間、水の量が減らせます。
標高の高い山間部など排水設備が整っていないキャンプ場では、石油系界面活性剤が入っている洗剤は使えません。排水後に成分が微生物によって生分解される「せっけん洗剤」か「植物由来の洗剤」を選びましょう。
荷物をコンパクトにしたい場合は、小さい容器に使う分の洗剤を入れ替えてもっていくのがおすすめです。
アイテム2 洗濯バッグ・ドライバッグ
荷物をコンパクトにしたい徒歩・ツーリングキャンプでのキャンプ泊では、水を入れる容器として「洗濯バッグ」や「ドライバック」がおすすめです。
洗濯バッグとは、旅行先での洗濯のために作られた袋状のアイテムです。内部に多数の突起付きがついており汚れが落ちやすかったり、脱水しやすいようバルブが付いていたりします。洗濯バッグには軽量で薄い素材が使われ、携帯性の高さも魅力です。
もうひとつのドライバッグとは、アウトドアで濡れたものや、雨天時に濡らしたくないものを入れるのに使います。防水性が高いので、中に水を入れて洗濯が可能です。
その他にビニール製の「衣類圧縮袋」は、比較的しっかりした造りなので、数回程度なら洗濯に使えます。
アイテム3 折りたたみバケツ・樹脂製バスケット
たくさんの洗濯物を洗うなら「樹脂製バスケット」や「折りたたみバケツ」がおすすめです。
「樹脂製バスケット」は、キャンプ用品の収納アイテムとしても使えます。柔らかい素材なので、車の荷室の隙間に詰め込みやすい点もメリットです。
掃除や釣り、キャンプなどで活躍する「折りたたみバケツ」は、ホームセンターや100円ショップで購入できます。折りたたむと非常に薄くなるので、車の荷室スペースでも場所を取りません。
アイテム4 吸水タオル
寒い時期など洗濯物が乾きにくい場合は「吸水タオル」で洗濯物の水分を取ってから干すと、乾燥時間が短縮されます。
また吸水タオルは、強く絞ると型崩れしやすいTシャツなどの脱水にもおすすめです。
吸水タオルには「コットン」や「マイクロファイバー」「セーム」などの素材が使われます。なかでもマイクロファイバータオルやセームタオルは、速乾性が高くタオル自体も早く乾きます。
アイテム5 ロープ
キャンプで洗濯物を干すには「ロープ」類が必要です。画像のものは、さまざまな用途に使えて、たくさん洗濯物が干せる丈夫な7mmほどの太めのロープです。
ロープ以外に、アウトドアショップで購入できる「細引き」や100円ショップなどで買える家庭用の洗濯ロープも使用できます。
また、あらかじめ洗濯ばさみがいくつか付いている「旅行用洗濯ロープ」もおすすめです。旅行用ロープは両端にフックが付いており、さまざまな場所に引っかけて使えます。
アイテム6 洗濯ばさみ
「洗濯ばさみ」は洗濯物が風で飛ばされるのを防いだり、靴下などの小物を干したりする必需品です。
また風が強い時は干した洗濯物が偏らないよう、ハンガーを固定するのにも役立ちます。
アイテム7 ハンガー
「ハンガー」を使えば、洗濯物全体に風に当たりやすくなり、Tシャツ類などは早く乾きます。
またTシャツやタオルなどは直接ロープに掛けるより、ハンガーを使った方が省スペースで干すことが可能です。
100円ショップなどで購入できる「洗濯ばさみ付きハンガー」もおすすめです。ハンガーに5~6個の洗濯ばさみが付いており、省スペースで靴下などを干すことができます。
上の写真は100円ショップで購入した「折りたたみハンガー」。軽量でコンパクトにたためて、携帯性もばっちりです。
アイテム8 洗濯板
「洗濯板」は、酷い汚れを落とすのに重宝します。上の洗濯板は100円ショップで購入した手のひらサイズの洗濯板です。
アイテム9 ランドリーボックス
「ランドリーボックス」に汚れた洗濯物をまとめておくと、集める手間が省けてすぐに洗濯に取り掛かれます。洗濯せずに持ち帰った場合でも、ランドリーボックスから洗濯機に入れるだけです。
写真のランドリーボックスは300円ショップで購入したもの。折りたたんで15cm程度の円盤状に収納できます。
WAQのスタイリッシュなゴミ箱「WAQ Trash Box」は、ランドリーボックスとしてもおすすめなアイテムです。
容量は40Lで、ファミリーキャンプの洗濯物を入れるのにも充分なサイズです。
ファスナー付きで、夏場でも嫌な洗濯物の匂いが漏れません。またフタにはクイックアクセス機能付きで、ファスナーを開けずにポイっと洗濯物が入れられます。
内部には防水性の高いPVC加工がされ、汚れてもサッと拭き取ればOKです。さらに内部にはビニール袋を2枚固定でき、色柄ものや白いものに分けて入れられます。
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キャンプで洗濯して荷物や帰宅後の負担を減らそう!
キャンプからの帰宅後に、うんざりしてしまうのが大量の洗濯物です。特に時間的余裕がある連泊キャンプなら、思い切ってキャンプ場で洗濯してみましょう。
荷物も減らせ、一石二鳥なキャンプ場の洗濯。自然に囲まれたキャンプ場でなら、いつもは億劫な洗濯も楽しみながらできるはず。帰宅後の余裕のある自分を想像し、ぜひチャレンジしてみてくださいね。