ガイロープの結び方を画像で解説|もやい結び・自在結び・8の字結び

ガイロープの結び方を画像で解説|もやい結び・自在結び・8の字結び

テントやタープを設営するときに欠かせないロープワーク。さまざまなシーンで活用できるため、覚えておいて損はありません。

今回はキャンプでよく使われる代表的なロープワークである以下の結び方を、画像付きで解説します!

ガイロープの結び方を確認したいキャンプ初心者の方は、ぜひご覧ください。

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    この機会にぜひチェックしてみてください!

キャンプで役立つロープの結び方【画像で解説】

ロープを結ぶ手元

キャンプでの用途や使用シーンに応じて適した結び方があります。

今回は代表的なロープの結び方、

  • もやい結び
  • 自在結び
  • 8の字結び

以上、3パターンを画像付きで解説します。

初心者でも覚えやすくて使いやすい結び方です。ぜひ参考にしてください。

もやい結び|覚えておくと便利!

もやい結びは、強度が強くアウトドアで最も活躍する結び方です。

  • テントやタープを設営するとき
  • ハンモックを木に取り付けるとき
  • 釣り針を取り付けるとき
  • ボートや船を係留するとき

上記のように、さまざまなシーンで活躍します。この機会にぜひ覚えておきましょう!

「もやい結び」の手順

もやい結びは以下のように結んでいきます!

詳細なステップを紹介します。

STEP
輪っかを作りロープを通す

ロープの先端が上になるようにした状態で輪っかを作り、ロープの先端を輪の下から通します。

もやい結びの手順1
STEP
ロープ下にくぐらせ、上へ持ってくる

輪っかに通したら、元のロープの下に先端をくぐらせてから上へ持っていきます。

もやい結びの手順2
STEP
上から輪っかに通す

図のように先端を上から輪っかに通します。

もやい結びの手順3
STEP
ロープ先端を引っ張れば完成!

元のロープと先端を引っ張れば、完成!かんたんに結べます。

もやい結び完成

自在結び|自在金具のようにロープの張力や長さを調節

ロープの長さを自由に調整したいときに活躍する「自在結び」。自在金具を紛失したり破損したりしたときに役立つため、ぜひ覚えておきましょう。

「自在結び」の手順

自在結びの一連の流れは下記画像のとおりです。

それでは具体的にみていきましょう。

STEP
ペグにロープを通す

ロープを手前側から奥側にかけてペグに通します。

自在結びの手順1
STEP
軸となるロープをまたぐ

画像のように、軸のロープを乗り越えるようにまたぎます。

自在結びの手順2
STEP
軸となるロープの下をくぐる

Uターンし、軸のロープの下をくぐります。

自在結びの手順3
STEP
反時計回りに上のロープをまたぐ

そのまま反時計回りに、上のロープをまたぎます。

自在結びの手順4
STEP
1つめの結び目を作り、軸となるロープをくぐる

ロープをのばしたら、1つ目の結びの完成。のばしたロープ先端は、軸となるロープをくぐらせます。

自在結びの手順5
STEP
ロープ先端を上にもってきて、軸となるロープをまたぐ

下方向から軸となるロープをまたぎます。

自在結びの手順6
STEP
反時計回りに軸となるロープをくぐる

そのままUターンして軸となるロープをくぐらせます。

自在結びの手順7
STEP
ロープ先端を下にくぐらせる

ロープ先端を反時計回りで下にくぐらせます。

自在結びの手順8
STEP
軸となるロープをまたぐ

そのまま上に持っていき、軸となるロープをまたぎます

自在結びの手順9
STEP
反時計回りにロープをくぐる

上方向にくぐらせます。

自在結びの手順10
STEP
軸となるロープをくぐる

軸となるロープをくぐります。

自在結びの手順11
STEP
Uターンして軸となるロープをまたぐ

そのまま軸となるロープをまたぎます。

自在結びの手順12
STEP
Uターンしてロープ先端を引っ張る

Uターンして乗り越えます。

自在結びの手順13
STEP
ロープ先端を引っ張って、結び目を作ったら完成

ロープ先端を引っ張り結び目をしめれば、完成です!

自在結びの手順14

ガイロープの結び方とセットで覚えると便利なのが、「必要なガイロープの長さを計算する方法」です。

例えばタープの場合、タープの面積に対して、設営に必要なガイロープの長さは予想以上に長くなります。

タープ設営に張ったガイロープ

タープとガイロープが別売りとなっている場合、「ガイロープの長さが足りない」と困った事態に陥る恐れもあります。

ガイロープをメジャーで計測

下の記事では、「タープ設営にはどのくらいの長さのガイロープを用意するべきか」を、計算式+実測の画像付きで解説しています。

8の字結び(エイトノット)|自在金具やタープのストッパーに

「8の字結び」はその名の通り、結び目が8の字になっているロープの結び方です。タープなどのグロメットに通したときストッパーの役割を担ってくれます。

タープのグロメット
グロメットとはタープのハトメ部分のこと

8の字が大きなコブとなるため、グロメットから外れずしっかり固定できます。

グロメットのストッパーになる

「8の字結び」の手順

8の字結びを完成させる一連の流れは、下記のとおりです。

それでは各ステップをみていきましょう。

STEP
ロープを両手で持つ

画像のようにロープを手に持ちます。

8の字結びの手順1
STEP
ロープを手前に重ねて、輪っかを作る

ロープを手前に重ねて、輪っかを作ります

8の字結びの手順2
STEP
ロープを1回転させる

くるっと1回転させます。

8の字結びの手順3
STEP
ロープ先端を輪っかに持っていく

右手で持っている先端を輪っかに持っていきます。

8の字結びの手順4
STEP
輪っかに通す

下から輪っかに通します。

8の字結びの手順5
STEP
ロープの先端を引っ張る

左手で先端、右手で下側のロープを持ち引っ張ります。

8の字結びの手順6
STEP
キュッと締めれば完成!

しっかり締めて、完成です!

8の字結びの手順7

アウトドアブランドのWAQでは、水や熱に強いTC素材のヘキサタープを販売しています。

WAQヘキサタープ

多彩なアレンジが可能で、小川張りなどにも活用できるハンガーテープもセットになっています。

ハンガーテープ

タン・オリーブ・ブラックの3カラー展開で、ご自身のサイトのカラーやスタイルに合わせることも可能です。

ご興味のある方は、ぜひこの機会に公式ストアをチェックしてみてください。

ロープワークが苦手な場合は「カラビナ」があると便利

「ロープをうまく結べる自信がない」「いちいち結ぶのは面倒」というときにおすすめなアイテムが「カラビナ」です。

カラビナをロープの先端に付けておくと、テントやタープを設営する度にロープを結んだり解いたりする手間も省けます。

カラビナとロープ
タープのグロメットなどに引っ掛けて固定できる

ロープワークが苦手な方にはとても役に立つキャンプグッズです!出発前にあらかじめ準備しておくといいですよ。

ガイロープとパラコードの違い

ガイロープとパラコードの違い

ガイロープの他に「パラコード」と呼ばれるロープもあります。

ガイロープとパラコードは似ているようですが、使用目的が違います。

ガイロープ

テントやタープを張るためのロープ。別名「張り網」とも呼びます。テントやタープをしっかり支える役割があります。

パラコード

パラシュートで使用するために開発されたロープのこと。正式名称は「パラシュートコード」。パラシュートで使うため、細くて丈夫なのが特徴。利便性が高く、アウトドア全般でも活用されています。

パラコードは細め

パラコードはガイロープに比べると細いため、自在金具の穴径とあわず緩みやすかったり、結び目が解けやすかったりと、安定しないことも多々あります。

タープやテント設営にパラコードを使用する際は、解けにくい結び方や相性の良い自在金具を選ぶなど注意しておきましょう。

テントやタープ設営に使うロープの種類

ロープといっても素材はさまざまで、特徴も違います。

今回は、

  • ナイロン製
  • ポリプロピレン製
  • ポリエステル製

についてご紹介します。

用途に応じた素材を選んで、快適なキャンプライフを過ごしましょう。

ナイロン製

ナイロン製ロープ
出典元:Amazon.com

人気商品の多くはナイロン製になっていると言っても過言ではないくらい、広く流通している素材です。特徴は強度が強く、伸縮性に優れていること。安定してテントを張りたいときに重宝します。

一方で、水に弱い性質があるため、水気を含んでしまうと強度や伸展性が損なわれてしまうというデメリットがあります。なかなか乾きづらい点も含めて、雨が降る悪天候時には向かない素材です。

ポリプロピレン製・ポリエステル製

ポリエステル製ロープ
出典元:Amazon.com

耐水性に優れているため、雨が降る悪天候時にも機能性を落とさず使用することができます。テント撤収時にわざわざロープを乾かす必要がないのも特徴です。

一方で、ナイロン製ほど強度に強いわけではないため、風が強い環境では若干使いにくいというデメリットがあります。

こんなことにも使える!ロープの活用方法

木の枝や薪を1つにまとめたり運んだりできる

落ちている木の枝を集めて焚き火の薪代わりにしたり、ブッシュクラフトの素材に使ったり。細かい枝や薪をまとめて持ち運びたいときに役立ちます。重たいものでも、ロープでくくって引きづるように持ち運ぶこともできます。

レジャーシートを使えばタープも作れる

長めのロープと大きめのブルシートやレジャーシートがあれば、オープンタープも自作できます。木の枝や石などをうまく活用すれば、野営感がさらにアップします。

木と木の間に張って物干しに

川遊びをして濡れた服を乾かしたい、洗ったタオルを干したいなど、キャンプでは衣類などを干したくなることがよくあります。そんなときは、近くにある木々などにロープを張って、物干しスペースを用意しておくと便利です。

その他にも、ランタンを吊るすランタンハンガーや調理器具をひっかけるなど、さまざまな用途で活用できます。

簡易カーテンも作れる

ロープがあれば簡易的なカーテンも作れます。ロープの両端を木などにくくり付けてピンと張り、洗濯ばさみやピンチなどで布やカーテンを張るだけ完成。

着替えをする更衣スペースや、設備が整っていないキャンプ場でプライバシーを確保したいときなどにとても便利です。

ロープはブッシュクラフトでも大活躍する

ブッシュクラフトとは、アウトドアギアにほとんど頼らず、自然環境にあるものでアイテムを自作し、楽しむアウトドアスタイルです。このブッシュクラフトではロープは必須アイテム。
木々でアイテムを自作するときに継ぎ目を固定する、木と木の間にロープを張ってテントの骨組み代わりにするなど、非常に多用な用途でロープが用いられます。

ブッシュクラフトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。

ロープワークを上手く使いこなそう

海とロープ

キャンプなどのアウトドアに使うロープには、テント&タープ設営用の「ガイロープ」と万能的に使える「パラコード」の2種類に分けられます。また、ナイロン製やポリエステル製など素材の違いもあります。

天候やキャンプギアに応じて最適なロープや結び方を身につけることで、キャンプの幅も広がり、快適なキャンプライフを送れるはず。ぜひ、自分のキャンプスタイルに役立つロープワークを楽しんでみてください。


こちらの記事では、1人でもタープをきれいに張る方法を、画像付きで詳しく解説しています。ぜひご覧ください!

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