キャンプを快適に楽しむなら自分に合った「キャンプマット」選びが大切です。キャンプマットは、地面の冷たさや凸凹から体を守ってくれて、ぐっすり眠るために欠かせないキャンプギアのひとつ。
ただ、種類が多くてどれを選べばいいのか迷うこともありますよね。そこでこの記事では、次のことをわかりやすく解説します。
さらに、キャンプスタイルによるシーン別のおすすめも紹介します。
初心者もベテランも、自分にぴったりなキャンプマットを見つけるヒントになれば幸いです。
キャンプマットの種類・特徴・メリット&デメリット

キャンプマットは、 地面からの熱や冷え・湿気・凹凸など、さまざまな影響を防いでくれる 頼れるアイテム。
キャンプマットの種類によって、構造や使い心地に違いがあります。種類ごとの特徴やメリット・デメリットを知ることで、自分に最適なものを選べるようになります。
種類 | メリット | デメリット |
エアーマット | ふかふかの寝心地 / 適度な断熱性 / コンパクト収納で携帯性◎ | 空気の抜き入れに手間がかかる / 空気漏れや破損リスクあり |
インフレーターマット | クッション性が高く寝心地◎ / 断熱性が高い | 収納サイズが大きい / やや高価 / 空気漏れや破損リスクあり |
クローズドセルマット(銀マット・フォームマット) | 設営・片付けがかんたん / 耐久性◎ / コスパ◎ | 収納時かさばりやすい / 地面の凹凸が響くことも |
1.エアーマット
エアーマットは、空気を入れて膨らませるタイプのキャンプマットです。
クッション性が高く、快適な寝心地を得られるのが大きな魅力。地面との間に空間ができるため、断熱効果も期待できます。
空気量を調整すれば好みの硬さにできる一方、設営に手間がかかる点や、パンク・空気漏れのリスクがデメリット。使用時は地面の尖った石や凹凸に注意しましょう。
💡ポイント:使用時は、空気の出し入れが楽になるエアーポンプがあると便利です。

WAQのおすすめアイテム
WAQのエアーマットは、二重バルブで吸気・排気もスムーズ。初心者でも扱いやすく、しっかりした厚みで快適に眠れます。
設営をさらにラクにする専用エアポンプもご用意しています。
2.インフレーターマット
インフレーターマットは、内部にウレタンフォームを内蔵したタイプです。バルブを開くだけで自動的に膨らみ、設営がかんたんなのが特徴。断熱性と寝心地をバランスよく備えています。
一方で、パンクすると使えなくなる点には注意が必要です。ウレタンを内蔵している分、エアーマットよりも重く、収納サイズも大きめになりやすい傾向があります。
厚みが増すほど快適性は高まりますが、その分かさばるため、移動手段や収納スペースとのバランスを考えて選びましょう。価格はやや高めです。

WAQのおすすめアイテム
WAQのインフレーターマットは自動で膨らむ仕様で設営がかんたん。高い断熱性と快適な寝心地で、ファミリーキャンプにも最適です。
3.クローズドセルマット(銀マット・フォームマット)
クローズドセルマットは、広げるだけですぐに使えるシンプルさが魅力です。折りたたみ式やロール式など、用途や収納スタイルに合わせて選べます。
アルミ加工による断熱性や、ウレタン素材の適度な弾力で地面からの冷気や熱を遮断。耐久性が高く、価格も比較的リーズナブルなので初心者にも扱いやすいマットです。
一方で、エアーマットやインフレーターマットほどの寝心地は期待できません。かさばりやすく、とくにロール式は収納時に角が丸まりやすい点に注意が必要です。

WAQのおすすめアイテム
WAQのクローズドセルマットは、軽量で丈夫。単体ではもちろん、ほかのマットと重ねても快適に使える万能アイテムです。
キャンプマットの選び方:3つのポイント

1.マットの種類から選ぶ
キャンプマットは、自身のキャンプスタイルや目的に合わせて選ぶのが基本です。
携帯性・快適性・耐久性など、重視したいポイントから種類を絞り込むと、自分に合ったマットを見つけやすくなりますよ。
エアーマット:
軽量でコンパクト。ソロキャンプや登山・ツーリングに最適。厚手タイプは寝心地が良い反面、収納サイズが大きくなりやすいので注意。インフレーターマット:
自動膨張で設営がかんたん。寝心地を重視したいオートキャンプ向け。重量はやや重め。クローズドセルマット:
パンクの心配がなく丈夫。簡易な断熱や湿気対策に便利で、ほかのマットとの併用にも◎。初心者やタフに使いまわしたい人におすすめ。

2.サイズと厚さを基準に選ぶ
使用するテントや自分の体格に合わせて、マットの「サイズ」と「厚さ」を選びましょう。
サイズの目安:
- 身長より少なくとも10cm以上の余裕がある長さと幅が理想
- 家族用や子どもと一緒に使う場合は、横幅100cm以上のビッグサイズが便利
厚さの目安:
- 快適に眠るには、最低でも5cm以上の厚さがおすすめ
- 一般的に厚いほど寝心地は良くなる
- かさばりやすいため収納サイズとのバランスも大切
- 市販のマットでは10cm前後まで選べる

3.R値(断熱性能)・防水性で選ぶ
R値(断熱性能) :
R値はマットの断熱性能を示す数値で、1〜10の範囲で表示されます。数値が高いほど断熱性に優れ、マットを重ねるとR値も加算されます。
季節や用途ごとの目安は次のとおりです。
R値の範囲 | 断熱性能の目安 | 主な用途と適した季節 |
1〜2 | 基本的な断熱性能。軽量で携帯性がよい | 夏キャンプや室内用 |
2〜3 | 一般的な3シーズン対応 | 春・夏・秋キャンプに |
4以上 | 寒冷地や標高の高い場所に対応 | 秋から冬キャンプにかけて、寒い地域に |
5以上 | 高断熱性能。雪上や厳冬期でも使用できる | 冬キャンプ、雪中泊に |
3シーズンならR値2〜3が目安。冬や標高の高い場所では4以上が安心です。雪中キャンプでは、高性能マットとクローズドセルマットを併用すると効果的です。
💡クローズドセルマットについて:
クローズドセルマットにはR値が表示されないことが多く、断熱材の厚みではなくアルミ加工による反射性能で保温性を高めます。そのため寒冷地では、エアーマットなど他のマットとの併用が推奨されます。
防水性の有無:
雨天や湿気の多い場所では、防水性がないとマットが湿る原因に。PVC素材やXPE素材、TPUコーティングなどが使われているか確認しましょう。防水性があれば、飲みこぼしや食べこぼしも拭き取るだけでお手入れが簡単です。 一方で、乾いた地面や防水シートを敷く場合は、防水性にこだわらなくても問題ありません。
使用シーンに合わせたキャンプマットの選び方

登山や徒歩キャンプ向け
登山や徒歩で移動するキャンプでは、荷物を軽くすることが最優先。軽量でコンパクトに収納できるマットがおすすめです。
クローズドセルマット :丈夫で破損の心配がなく、折りたたみもスムーズ。
軽量エアーマット :コンパクト収納が可能で寝心地も快適。設営に手間はかかるが、厚みがあるためしっかり眠れる。

オートキャンプや車中泊向け
車で移動できるオートキャンプや車中泊では、重量や収納スペースの制約が少ないため、快適性を重視したマットが最適です。
インフレーターマット :自動で膨らみ、厚みもしっかり。自宅のベッドに近い寝心地。
クローズドセルマット :耐久性が高く設置がかんたん。スペースを有効活用したい人に向いている。

冬キャンプ・寒冷地向け
冬キャンプや寒冷地では、地面からの冷気を防ぐ断熱性能が最重要です。
高断熱エアーマット/インフレーターマット :R値4以上、厚み7cm以上のモデルなら安心。
クローズドセルマット(補助用) :高断熱マットと重ねることで性能を底上げできる。アルミ加工や滑り止め付きが便利。

\使用シーンに合わせて選べるWAQのマット/
キャンプマットでアウトドアのQOLを上げよう
キャンプマットは、快適な睡眠とキャンプの質を左右する大事なアイテムです。地面の冷たさや硬さを気にせずぐっすり眠れた翌朝は、いつも以上に元気に自然を楽しむことができます。
お気に入りのキャンプマットを見つけて、アウトドアの楽しさをさらに広げましょう!
WAQのアイテムで人生にわくわくを。
自然の中で過ごす時間を、もっと快適に、もっと楽しく。
どなたでも使いやすく、ついついキャンプに出かけたくなるアイテムをお届けします!