キャンプ用の簡易ベッドであるコットを、自宅のベッド代わりとして使いたいと考える方もいるはず。
- そのまま使っても大丈夫なのか
- 長く使えるほどの耐久性があるのか
- 寝心地は悪くないのか
など、疑問に思うことは多いもの。とくに、アウトドア経験のない方は気になるのではないでしょうか?
そこで今回は、キャンプ用のコットは室内で利用できるのかを検証するために、1週間ベッド代わりにして実際に家で使ってみました。
そこから感じたキャンプ用コットを室内で使う際のメリット・デメリット、さらには注意点について解説します。自宅でキャンプ用コットを使ってみたい方は参考にしてください。
なお、アウトドアブランドのWAQでは、最高の寝心地を体感できるコットを販売しています。
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【実録】コットをベッド代わりとして1週間家で使ってみた
それでは、実際の室内(自宅)でのコット1週間の使用感について、日を追ってご紹介します
なお、今回の実証にはWAQの2WAYフォールディングコットを利用しました。
こちらの製品は、ベッドシートの両端に2サイドフレームを通し、3本のレッグフレームを設置する一般的なコットです。
12本のレッグポールを抜き差しすることで、ハイスタイルとロースタイルの使い分けが可能!耐荷重150kgで、体格のいい成人男性でも使えます。
1日目
まず検証開始初日は、ローコットスタイル&寝袋で利用してみます。
室内での利用ですので、地面から伝わる熱や冷えなどの影響を心配する必要はありません。時期が4月中旬ということもあり、暑さ寒さに関しては寝袋1つで問題はありませんでした。
とくに寝心地が悪いということもなく、無事に朝を迎えることができました。
2日目
2日目はレッグポールを使い、ハイコットスタイルで利用することにします。
ハイコットスタイルだと通常のベッドとほぼ同じ高さ。ローコットだとスノコベッドや床にマットレス直置きの場合と同じぐらいの高さでしょうか。
地面の影響や虫などの心配がない室内の場合は、どちらのスタイルを選択するかは、好みで選んでも問題なさそうです。
3日目
ここまでの2日間はコットだけで寝ていましたが、コットシートにはクッション性がなく、さすがに寝心地に不満を感じ始めました。なので3日目は、コットとWAQのインフレータブル式マット8cmを利用してみます。
インフレータブル式マットを追加したことで、寝心地は大幅にアップ!実に快適な朝を迎えることができました。
4日目
筆者の寝相の問題ですが、普段から個人的に仰向けで寝るよりも横向きで寝ることが多いため、ここまでの実証ではヒジ枕で寝ていました。
がしかし「さすがに枕を用意するか」ということで、倉庫からキャンプ用ピロ-を引っ張り出してきました。
当たり前の話ですが、頭を支えてくれる枕があった方がよく眠れます。
5日目
そうはいっても所詮はキャンプ用ピロー。自宅で寝るなら普段使い慣れているもののほうがよいなということで、結局いつも使っている枕に変更しました。
比較的大きめの枕ですが、WAQのコット(幅67cm)にちょうどいい感じでフィット。寝心地&快適さはよりアップしています。
6日目
検証実験も6日目に突入。
コットのキシミ音が大きくなったなどということもとくになく、ほとんど問題なく眠れています。
7日目
検証最終日になりました。今回は、コットの検証実験だったため、1週間キャンプ道具を合わせての利用にこだわってきました。
ですが「家で使うなら寝具も普段使っているものにしてみよう」ということで、寝袋から普段使っている布団に変えてみました。
筆者の場合はセミダブルサイズの布団のため、そのままかけると左右に垂れて床についてしまいます。とはいえ、いつもの掛け布団を使うことでより快適に就寝できました!
コットをベッド代わりとして1週間使ってみた感想
1週間コットをベッド代わりに使い、使用感を試してみた結果、いくつかのことが明らかになりました。
筆者が感じたメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
デメリット1 きしみ音が気になることもある
今回利用したWAQのコットの場合、器具から発生するキシミ音は最大限まで抑えられているものの、それでも多少の音がします。
筆者はそこまで神経質なほうではないため、きしみ音が気になって寝られないということはありませんでした。が、ちょっとした音でも目が覚める方や、眠りの浅い方は気になってしまうかもしれません。
デメリット2 通常のベッドより狭く感じることも
自宅でベッド代わりに利用する際のデメリットは、やはり通常のベッドや布団と比べたら「狭い」ということでしょう。コットの一般的な幅のサイズは、約60〜70cm。
キャンプ場で利用するときには十分に感じる広さでも、家で利用する場合にはどうしても狭く感じてしまうのは仕方ないともいえます。心置きなく寝返りをうてるスペースがあるわけではありませんので、室内利用を考えたら窮屈さを感じてしまうのは否めません。
ベッド代わりにキャンプ用コットを長期間利用したい場合や、ゆったりと体を休めたい場合は、寝返りを打ちやすい大きめサイズのコットを選ぶことをおすすめします。
なおWAQでは、今回の実証実験で使用したコットからさらにワイドサイズになった「WAQ 2WAY WIDE COT」を販売しています。
本体サイズは210cm×81cmと、通常サイズから幅&長さともにパワーアップ!寝返りが楽にできてさらに快適に使いやすくなりました。
耐荷重は安心の150kg。肩幅のある方や体の大きな方が寝転んでも腕にポールが当たりにくく、ノンストレスでお使いいただけます。
ご興味のある方は、この機会にWAQ公式ストアをご覧ください。
メリット1 収納できるため狭い部屋でも広々使える
狭かったり荷物が多くて有効スペースがほとんどなかったりする室内でもコットであれば問題ありません。
また、部屋の中の荷物もコット下に収納しておけば、整理整頓ができてスッキリと片付けられます。
さらに、日中はたたんでしまっておくことも可能ですので、室内スペースを最大限利用することができます。
その寝心地も、インフレータブルマットなどと組み合わせれば、想像以上に快適ですし、今回の実証では利用しませんでしたがマットに肌触りのよいシーツを合わせるなどすれば、より快適な睡眠を得ることができそうです。
メリット2 椅子としても使えて便利
コットは簡易ベッドとしてだけでなく、座卓のようなローテーブルに対しては椅子として使っても、食事などをする際にも十分使える実用性を持っています。
狭い室内を有効活用するベッドと考えるのであれば、十分実用に耐えるベッドと考える事ができそうです。
キャンプコットを室内で使う際の注意点と配慮
室内用ベッドとしても十分な実用性を備えたキャンプ用コットですが、実際に自宅で利用する場合にはそれなりの注意と配慮が必要です。
常設ベッドとしての耐久性はある
キャンプ用コットを自宅で使用する場合、多くの人が気になるであろう耐久性は、とくに問題を感じることはありませんでした。
以前、筆者はとある事情で実家に2ヶ月ほど泊まり込んでいたことがあります。その間、ほぼ毎日WAQのコット&インフレータブルマットを利用していたのですが、耐久性に不安を感じることはまったくありませんでした。
フレームに関しては、長期間の利用でもほとんど不具合などは見られませんでした。懸念点をあげるとすれば、シートの伸びや破れでしょうか。
とはいえ、過去2ヶ月での使用&今回の実証実験中(その間数回キャンプでの利用あり)では、シートの伸びや破れに関する不具合もほとんど感じませんでした。
来客用などサブベッドとしては優秀!
幅の狭さやきしみ音などが気になる場合は、キャンプ用コットを自宅で常設ベッドの代わりに利用するというのは、あまり現実的とはいえないかもしれません。
しかし、いざというときの来客用サブベッドとして考えれば、普段はたたんで押入れの隅にでもしまっておけるキャンプコットは実に優秀です。
大切な来客や年配層のお客様に使ってもらうのはしのびありませんが、お子さんなどはかえってよろこんで使ってくれるかもしれません。
ベッド代わりにするならインフレータブルマットとの併用がおすすめ
キャンプ用コットを室内用ベッドとして使う場合は、コットだけでなくマットと併用するのがおすすめです。携帯性を気にせずに済む自宅での使用であれば、寝心地抜群のインフレータブルマットと合わせるのがいいでしょう。
長期利用する場合は、肌触りのいいシーツなどを組み合わせて使うのがおすすめです。マットに汚れがつくのを防げるので、衛生的で長持ちしますよ。
なお今回使用したWAQの8cmインフレータブルマットでは、十分快適な睡眠を取ることができました。
ワイドサイズのコットには、8cmインフレータブルマットのワイドサイズバージョンの「WAQ RELAXING WIDE MAT」がおすすめです。
WAQのマットシリーズには、8cmのほかにも10cm極厚マット「RELAXING CAMP MAT」があります。もっちりとした弾力のあるマットが体をやさしく包み込んでくれます。専用の替えシーツもご用意しているので、清潔に保ちやすいのも嬉しいポイントです。
床の傷や汚れが心配なときはラグやマットを敷いて
自宅だけでなくキャンプでの利用も考えているのであれば、キャンプ終了後にコットの接地面をキレイにしておきましょう。
また、自宅でコットを使う場合は、コット脚部の黒い汚れがついたり傷がついたりする可能性もあります。心配な方は、マットやラグを敷くなどの対策をしておくと安心できるでしょう。
床材との相性によっては、ズルズルと滑ってしまい安定しないこともあります。コットが滑ってしまう場合は、ゴムマットとの併用もおすすめです。
まとめ
今回は、「キャンプコットを室内で利用するのは現実的か?」という疑問を解消するために、実際に家で1週間利用して検証実験をしてみました。その結果は「幅の狭さを気にしないのであれば十分実用には耐えうる」ということです。
今回使ったWAQのコットの幅は約67cm。一般的なコットの幅は約60〜70cmほどです。この幅の狭さが気にならない方以外は、常設ベッドの代わりとして利用するのは厳しいかもしれません。
しかし、急な来客時のサブベッドとして考えるのであれば、これほど優秀なベッドはなく、とくに子どもの友だちが泊まりに来たときなどは、遊び心をくすぐるベッドとして活躍してくれるでしょう。大人の方であっても、時にはお家キャンプ気分でコットを使ってみるのも、アウトドアに出かけられないときなどは楽しいかもしれませんよ。