一見どれも同じに見えるコットの張り。しかし、「寝てみると腰が沈んで痛い……」そんな経験ありませんか?
実はこの沈み込み感、シート生地のデニール数で大きく変わるんです。
今回は300Dと600Dのコットを使用し、実際に座って・寝て比べた体感の違いを検証しました。
写真つきでリアルな寝心地をお伝えするので、購入前にぜひチェックしてみてください。
\【コスパ◎】WAQのスリーピングギア/
コットの沈み込みは「D(デニール)」で変わる
コットの寝心地を左右する大きなポイントが、 D(デニール)数です。
このデニール数が変わることで、張り感・沈み込み・安定性が変わってきます。
- 柔らかめで体に馴染む = 300D
- 張りが強く沈みにくい = 600D
まずは、D(デニール)が何を表す単位なのか、簡単に確認しておきましょう。
D(デニール)とは?
「D(デニール)」とは、糸の太さを表す単位です。数字が大きいほど糸が太く、生地は厚く・硬く・丈夫になります。
◾️300Dと600Dの比較
特徴 | 300D | 600D |
---|---|---|
生地の厚み | やや薄め・軽い | 厚め・しっかり |
張り(反発力) | ソフト・やや沈みやすい | 強い・沈み込みにくい |
重さ・収納性 | 軽量・コンパクト | やや重め・かさばる |
同じデニール数でも、沈み込み具合は人によって変わる
300Dや600Dを選んだとしても、使う人の体格によって沈み込み方は異なります。
たとえば、同じ600Dのコットでも、以下のような違いが出ます。
▼ 体重72kg、身長180cm

▼ 体重95kg、身長174cm

デニール数はあくまでも参考程度に考えるようにしましょう。
【実演】300Dと600Dのコットで、沈み込みの違いを比較検証
今回は、体重63kgの筆者が実際に300Dと600Dのコットを使って、沈み込み具合の違いを検証しました。
使用したのは WAQ 2WAY フォールディングコット(600D)。
※なお、300D仕様はすでに販売終了しています(2024年8月時点)
体格や感覚の違いがあるため、あくまで「参考事例」としてご覧ください。
検証1:300Dのコットに座ったとき


◾️座面の感触
- 座った瞬間、ふんわりとしたバネ感あり
- 足が地面についていれば、沈み込みはそこまで気にならない
◾️座り姿勢別の沈み込み具合と印象
座り方 | 沈み込み具合と印象 |
---|---|
足を下ろして座る | 柔らかめの感触。腰痛持ちでも問題なさそう。 |
全身を乗せて座る | お尻部分がぐっと沈む。長時間は腰にやや負担あり。 |
やわらかめで体に馴染む座り心地
ただし一点に体重がかかる座り方には注意
検証2:600Dのコットに座ったとき


◾️座面の感触
手で押しただけで「反発力の強さ」がわかる
300Dに比べて、明らかに硬さと張り感がある
◾️座り姿勢別の印象
座り方 | 沈み込み具合と印象 |
---|---|
足を下ろして座る | 張りのある座面で沈み込みが少ない |
全身を乗せて座る | 一部に荷重がかかっても全体はフラットを保つ |
安定感のある座り心地
座面がたわみにくく、腰が落ち込む感じが少ない
検証3:300Dのコットに寝転んだとき


仰向けになると、全体がやさしく沈み込む感覚
背中や腰がフィットするように包み込まれる
横向きや寝返り時は、荷重のかかる部位が沈みやすい
起き上がるときは、やや力が必要
体が沈み込むような寝心地を好む方におすすめ
腰の反発感が欲しい方には、やや物足りないかも
検証4:600Dのコットに寝転んだとき


シートの反発が強く背中や腰を面でしっかり支える感覚
仰向け時も沈み込みが少なく、全体に弾むような感覚
寝返りが打ちやすく、上体も起こしやすい
硬めの寝心地が好きな人に最適
「沈まない・揺れない・しっかり支える」寝心地
ハリが強く、マット併用でさらに快適度アップ
300Dと600Dを比較してみると、寝心地・沈み込み・安定感に明確な違いがあることがわかりました。
☑️「沈みすぎるのはちょっと不安」「腰をしっかり支えてほしい」そんな方には、600D採用のコットがぴったりです。
600D採用のWAQフォールディングコットを紹介
「沈み込みにくく、安定感のある寝心地がほしい」
そんな方におすすめなのが、600D生地を採用したWAQのコットです。
WAQでは、使い方に応じて選べる、2タイプのコットをラインナップしています。
WAQ 2WAY フォールディングコット(スタンダードタイプ)
軽さ・サイズ感・寝心地のバランスがとれた定番モデル。
サイズ190cm × 65cm、一般男性もゆったり眠れる
重量 約3.2kgで持ち運びラクラク
ハイ/ロー切り替え式、シーンに応じて高さ調整可
工具不要・レバー式で女性一人でも簡単設営
カラー:タン/オリーブ/ブラック/ベージュグレー
WAQ 2WAY WIDE COT(ワイドタイプ)
体格の大きな方や、寝返りを多く打つ人にも安心なワイドモデル。
サイズ210cm × 81cm、身長180cmでも余裕のサイズ感
標準モデルより幅も長さもワイドで快適
腕がポールに当たらず、ノンストレスで寝返り可能
同じくハイ/ロー切り替え&簡単設営仕様
カラー:タン/オリーブ/ブラック/ベージュグレー
☑️ 2モデルの違いをチェック
商品名 | サイズ(cm) | 重さ | 向いている人 |
---|
WAQ 2WAY COT | 190 × 65 | 約3.2kg | 標準体型・軽量装備重視 |
WAQ 2WAY WIDE COT | 210 × 81 | 約3.8kg | 大柄な方・寝返り多い方・ゆったり派 |
コットの快適性を高めるなら「キャンプマット」との併用が最適
WAQの600Dコットは張りが強く、沈み込みも少ない設計ですが、より快適に眠るためには「キャンプマット」との併用がおすすめです。
理由は以下のとおりです。
クッション性のある層が加わることで、腰や背中の負担が大幅に軽減
冷気の遮断にも効果的で、底冷え対策にもなる
特に腰痛持ちの方には、体圧分散+反発力が重要
コットのシートは布1枚でクッションがないため、長時間寝ると体に負担がかかることも。
マット併用で、「沈み込みすぎず・硬すぎない」ちょうどいい寝心地が作れます。

WAQの人気キャンプマット3モデルを比較
WAQでは、コットと組み合わせやすいキャンプマットを複数展開しています。
ここでは、特に人気の3モデルを比較しやすいようにまとめました。
商品名 | 厚み / サイズ | 特徴 | 相性の良いコット |
---|---|---|---|
インフレータブル式マット 8cm | 厚み8cm / 190cm×65cm | 空気とウレタンで調整可能。滑り止め付きでズレにくい | WAQ 2WAY フォールディングコット |
リラクシング ワイドマット | 厚み8cm / 210×80cm | 大柄な方でもゆったり。ワイドコットにぴったり | WAQ 2WAY WIDE COT |
リラクシング キャンプマット(10cm) | 厚み10cm / 200cmx70cm | ふかふか極厚タイプ。ベッドに近い寝心地 | 両モデルに対応可 |
以下から、ぜひ気になるWAQのキャンプマットをチェックしてみてください。
下の記事では、キャンプで寝るときの快適性を上げるコツをお伝えしています。
キャンパーから高評価をいただいているWAQのコット&キャンプマットを使って、寝床作りの実例を画像つきで紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
あわせて読みたい:
WAQのアイテムで人生にわくわくを。
自然の中で過ごす時間を、もっと快適に、もっと楽しく。
どなたでも使いやすく、ついついキャンプに出かけたくなるアイテムをお届けします!