キャンプの大きな楽しみの一つが料理です。アウトドアで作って食べる料理は、格別においしく感じるのはなぜでしょうか。
これからキャンプやBBQを始める方のなかには、アウトドア料理にどのような道具が必要かわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「キャンプやBBQなどアウトドア料理では、どのような道具を使うか」くわしく紹介します。基本の料理道具だけでなく、あると便利な道具やアウトドアならではの本格的な道具まで幅広く解説していきます。
アウトドア料理の道具を一から揃えたい方はもちろん、「アウトドアならではの調理道具も使ってみたい!」という方もぜひ参考にしてくださいね。
WAQでは、食事のときにゆったり座れるチェアや、さっと組み立てられるテーブルを販売しています。
機能的なだけでなく、お家の中の家具としてもお使いいただけるデザインなので、ご興味のある方は、WAQ公式ストアをチェックしてみてください!
アウトドア料理の道具はまず必需品から揃えていこう!
キャンプやBBQなどのアウトドア料理を楽しむには、多くの道具が必要です。しかし一度に全部揃えるのは、手間だけでなく予算的にも厳しいものがあります。
またアウトドアに関する知識が少ないうちに全部道具を購入してしまうと、キャンプ場やSNSで他のキャンパーの道具を見るうちに「こっちを買えばよかった」などと後悔することも多くなります。アウトドア料理の道具はまず必要最低限のものを揃え、経験を重ねてから、あると便利な道具を買い足していくのがおすすめです。
さらに経験を重ねれば、かんたんな料理だけでなく本格的なアウトドア料理にもチャレンジしたくなります。そのときは、ダッチオーブンなどを使った料理にも挑戦してみましょう。
アウトドアでの食事に欠かせないのがアウトドアテーブルです。ブラックカラーがカッコいい「WAQ MULTI LOWTABLE-F」は、ソロからファミリーキャンプまで使える幅115cmの使いやすいサイズです。
スノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)規格製品に対応しており、さまざまなブランドのアイテムと組み合わせて使えます。
なおWAQ製品では「WAQ BURNER MINI TABLE」を天板部分にはめ込んで使用可能です。
ご興味のある方は、ぜひWAQ公式ストアで詳細をご覧ください。
アウトドア料理の必需品の道具リスト
まずはBBQやインスタントラーメン、カレーライスなど、基本的なアウトドア料理を作るための必需品を紹介します。
- 熱源(コンロ・焚き火台・バーナー)
- 鍋・フライパン類
- ナイフ・包丁・キッチンばさみ
- まな板
- ボール・ざる
- お玉・ターナー(フライ返し)・トング
- 食器・カトラリー
- クーラーボックス
必需品の道具の多くは、家庭にあるもので十分代用できます。無理して最初から全部揃えずに、まず家にある使えるものを探してみるとよいでしょう。
熱源(コンロ・焚き火台・バーナー)
アウトドアで食材の加熱に使う熱源には「バーベキューコンロ」や「焚き火台」「バーナー」「カセットコンロ」などがあります。
バーベキューコンロや焚き火台を使うと、炭火による遠赤外線効果によって食材をおいしく料理できます。しかし、火起こしから火力が安定するまでかなり時間がかかってしまうのがデメリットです。
ガス・ガソリンバーナー、カセットコンロは、スイッチを入れれば、直ぐ料理が始められるのがメリットの熱源となります。
夕食はバーベキューコンロや焚き火台で時間をかけて料理し、コーヒータイムや朝食はバーナーやカセットコンロで、手早く料理を済ませるなど、上手に使い分けるのがおすすめです。
多くのキャンパーから支持を集めるSOTOのシングルバーナーは、五徳が付いた「WAQ BURNER MINI TABLE」にインストールして使えば安定感が増し、さらに料理しやすくなります。
また五徳は、風防の役割も果し、風の強い日でも安定した火力が保てます。
先述したWAQ MULTI LOWTABLE-F同様、スノーピークのIGT規格製品に対応しており、同テーブルの天板にはめ込んでの使用も可能。
その他にもさまざまなブランドのIGT規格製品に対応しています。
鍋・フライパン類
鍋では、カレーやインスタントラーメンなどの調理だけでなく、炊飯もできます。また野菜を炒めたり、揚げ物をしたり、朝食の目玉焼きを作ったりと、かなり活躍するのがフライパンです。
アウトドア用の鍋やフライパンは「クッカー」とも呼ばれます。上記写真の3点は、スタッキングできる(重ねられる)アウトドア用のクッカーセットです。
アウトドア用のフライパンは、取っ手が外れたり折りたためるようになっていて、袋にスッキリ収納でき持ち運びに適しています。
もちろん、自宅で使っている鍋やフライパンでも問題なくアウトドアで使えます。
ナイフ・包丁・キッチンばさみ
食材をカットする、刃物類も必需品です。料理だけでなくさまざまな用途で使えるキャンプナイフや、普段から使い慣れている包丁など、好みの道具を選んでください。
ファミリー・グループキャンプでは刃物類を複数持っていくと、みんなで料理が楽しめます。またキッチンばさみは必需品ではないですが、焼けた肉を取り分けるときなど一本あると何かと便利です。
刃物類は出し入れや持ち運びの際にケガをしないよう、シース(鞘・さや)やタオルなどで刃の部分を保護しましょう。
アウトドアブランドでは、折り畳めるまな板に包丁を収納して、安全に持ち運べるアウトドア用の包丁・まな板セットも販売されています。
まな板
キャンプ料理でも、食材を切る際に使うまな板が必要です。写真のまな板は全部100円ショップで揃えたものです。
携帯性に優れた小さいまな板は、徒歩キャンプやツーリングキャンプにもおすすめ。小さめサイズは、おつまみなどを盛り付けるお皿代わりにも使えます。
ボール・ざる
洗った野菜を入れたり麺を湯切りしたりなど、ボールやざるも何かと使います。写真は100円ショップで購入したもので使い勝手はよいですが、収納面はいま一つです。
コンパクトに収納したいなら、シリコンやポリエチレン製の折りたためるボールやざるを選ぶとよいでしょう。
お玉・ターナー(フライ返し)・トング
カレーやラーメンなど、汁ものをよそう「お玉」。「ターナー」は目玉焼きやハンバーグなどの盛り付けに必要です。メニューにもよりますが、こうした料理を作る場合はお玉やターナーも持っていきましょう。
お玉やターナーは、自宅にあるものでも十分アウトドアで使えます。しかし携帯性を求めるなら、アウトドア用の折りたためるものがおすすめです。
「トング」は、焚き火や炭火などで菜箸が燃える恐れのある作業で重宝します。2本組の菜箸よりも地面に落としにくい点も、アウトドア料理に向いています。トングはサイズ展開が豊富なので、各サイズ揃えておくと料理によって使い分けが可能です。
「キャンプでは大きな肉をドーンと焼きたい!」という方におすすめなのが「WAQ マルチクッキングツール」。
これ一つで「ターナー」「ミートフォーク」「ナイフ」「ワインオープナー」として使えます。ターナーはナイフと分離できるので、ターナーで押さえながら、ナイフで肉をカットできます。
持ち運びに便利な専用収納袋付きです。
食器・カトラリー
アウトドアでの料理に慣れていない初心者は、火起こしなどの作業に時間がかかります。最初は紙皿や紙コップなど使い捨ての食器を使うと、食器を洗う手間が省け、気持ちや時間に余裕が生まれます。アウトドアでの料理に慣れてきたら、アウトドア用の食器を使ってエコに食事を楽しみましょう。
アウトドア用の食器には衝撃に強い金属や木材、プラスチックなどが使われます。リーズナブルに食器やカトラリーを揃えたいなら、プラスチック製の食器がおすすめです。
おしゃれに食卓を彩るなら、無骨でカッコいい金属製やナチュラルな木製の食器を選ぶとよいでしょう。一つ一つ気に入った食器を揃えていくのも、アウトドア料理の楽しみの一つとなります。
大きめサイズのマグカップ「WAQ チタンマグ 450ml」。コーヒーやお酒もたっぷり入ります。
チタン製で熱伝導性が低いため、ハンドルや飲み口が熱くなり過ぎません。軽量で持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。フタ付きなので、アウトドアでも虫や焚き火の灰が入るのを防ぎます。
直火にかけられるシングル構造で、コーヒーを温め直したり、鍋として調理したりもOKです。
クーラーボックス
食材や飲み物を冷やすクーラーボックス。クーラーボックスは「ハードクーラー」と「ソフトクーラー」の2タイプに分類できます。
硬い素材でできたハードクーラーは、保冷力の高さが魅力です。使われる断熱素材によっては、3日以上も中の氷が溶けない製品があります。またハードクーラーは、ちょっとしたテーブルや椅子代わりにも使えます。
「ソフトクーラー」はやわらかい素材でできており、使わないときは折りたたんで収納可能です。
ハードクーラーと比べると軽量で、気軽に持ち歩きしやすい点もメリットです。最近は保冷力の高い製品も増えており、なかにはハードクーラー並みに保冷力が高いものもあります。
タイプ以外に、クーラーボックスを選ぶ際にチェックしたいのが「容量」です。1泊のソロキャンプなら15~20L程度、2~3人の少人数キャンプでは20~40L程度、4人以上のファミリー・グループキャンプでは40L~60L程度の容量が必要です。
「WAQ SOFT COOLERBOX」は扱いやすいソフトクーラーながら、36時間も保冷力が持続します。
ファスナーを全開にしなくても中身が取り出せる「クイックアクセス機能」付きで、中の温度上昇を防ぎます。
サイズは少人数キャンプに適した33Lと、ファミリーキャンプにおすすめの42Lの2サイズ展開です。
コンパクトに折りたためて、保冷持続時間の長いクーラーボックスをお探しの方は、この機会にぜひWAQ公式ストアでチェックしてみてください!
アウトドア料理にあると便利な道具リスト
アウトドア料理の必需品が揃ったら、アウトドア料理を楽しく快適にするアイテムを増やしていきましょう。
ここからはなくてもなんとかなるけれど、あると便利なアイテムを紹介していきます。
- メスティン
- 蒸し網
- シェラカップ
- ケトル
- コーヒーミル・ドリッパー
- 鍋敷き
- ガストーチ
- ドライネット
メスティン
メスティンとは箱型をした飯盒(はんごう)のことです。100円ショップのメスティンがブームとなり、愛用者が急増しました。
炊飯だけでなく、クッカーとして煮込み料理や炒め物、揚げ物など、いろいろな用途で使えます。
メスティンの最大の魅力は箱型の形状。ハンドルも畳めて、大きさの違うメスティンを入れ子にできるので、バッグや収納コンテナにスッキリと納まります。
蒸し網
メスティンやクッカー、ダッチオーブンなどと一緒に使いたいのが「蒸し網」です。
蒸し網を調理器具の中に敷いて上に食材を置き、水を入れて加熱すれば蒸し料理が、スモークチップを入れて加熱すれば燻製料理が作れます。一つあると料理のバリエーションが広がります。
シェラカップ
シェラカップは、マグカップや食器、クッカーなど、さまざまな用途で使える万能カップです。
ステンレスやチタン、アルミニウムなどの金属が使われており、直火もOK。冷めた飲み物の温め直しや加熱調理が可能です。取っ手の下部が離れた形状のため、スタッキングができ、収納性にも優れています。
シェラカップはさまざまな容量の製品が販売されており、用途に合わせて好みのサイズが選べます。
ケトル
水を沸かすのは鍋でも可能ですが、コーヒーやお茶などを頻繁に淹れるなら、お湯を注ぎやすいアウトドア用ケトルがあるとかなり便利です。
アウトドア用ケトルは家庭用に比べて、かなり軽量でコンパクト。携帯性の良さが魅力です。
コーヒーミル・ドリッパー
のんびり時間を楽しむなら、コーヒーはミルで豆を挽いて丁寧に淹れたいですね。
キャンプで使うなら、アウトドア気分を楽しめる手動式のミルがおすすめです。ただし大人数分を一度に挽くなら、力のいらない電動式が便利です。
ドリッパーには、さまざまな材質のものがあります。写真のステンレス製とプラスチック製の2点はいずれも100円ショップで購入できる商品です。携帯性を重視するなら、フラットに折りたためるステンレス製がおすすめです。
この他には、折りたためるシリコン製のドリッパーもアウトドアに向いています。
鍋敷き
木製テーブルにダッチオーブンなどの熱くなった調理器具を直に置くと、木が傷んでしまいます。鍋敷きを使ってテーブルを保護しましょう。
鍋敷きは写真の木製やコルク製の他に、鍋つかみとしても使える、シリコン製のものがあります。
ガストーチ
800~2000度の炎を噴射するガストーチ。一つあれば焚き火や炭火の火起こしが、非常に楽になります。
火起こしだけでなく、肉や魚に焼き目を付けたり、チーズを溶かしたり、デザートの表面をカラメル状に焦がしたりと、料理にもいろいろ使えます。
ドライネット
洗った食器や調理器具を入れて乾かすドライネット。手や布巾が汚れやすいアウトドアでは、布巾で拭くよりも衛生面で安心です。
次の食事までの食器の収納スペースにもなり、ケースにいちいちしまうより食器の出し入れが楽になります。
アウトドア料理ならではの道具リスト
焚き火や炭火を使った本格的な料理は、アウトドアならではの醍醐味です。
ここからは、焚き火や炭火料理をより楽しめる道具を紹介します。
- スキレット
- ダッチオーブン
- ホットサンドメーカー
- 燻製機
それでは順番に見ていきましょう。
スキレット
フライパンに似た形状のスキレット。フライパンとは製造方法が違うため、厚みがあり熱伝導性に優れています。食材に均一に熱を伝えて焼きムラを作らず、旨味を引き出し、ジューシーさをキープ。とくにホットケーキや肉料理がおいしく作れます。
蓄熱性にも優れており、そのまま食卓に出せば、アヒージョなども長時間熱々で食べられます。加熱すると取っ手まで熱くなるので、使用の際はハンドルカバーやグローブ、鍋つかみなどが必要です。
ダッチオーブン
ダッチオーブンは「煮る・焼く・揚げる・蒸す」など通常の鍋同様の調理が可能です。さらに蓋の上に炭を置いて、上下からの加熱も可能。密封性が高いので、名前のとおり「オーブン」としてピザやローストビーフ、ローストチキンなども作れます。
加熱時は取っ手まで熱くなるので、移動やフタの開閉にはグローブやリフター、鍋掴みなどが必要です。
ホットサンドメーカー
食パンの間に好きな具を挟んで、直火で加熱するだけ。何度かひっくり返しながら焼けば、キレイな焼き目が付いた熱々のホットサンドが作れます。
食材をギューッと挟むため、カリカリの焦げ目が付くのが、ホットサンドメーカーの魅力。中華まんや餃子、お肉などを焼けば、いつもと違ったクリスピーな食感が楽しめます。
炭火や焚き火だけでなく、カセットコンロやバーナーでの調理も可能。手早く済ませたいキャンプの朝食作りでも活躍します。
燻製機
煙やニオイが気になって自宅ではなかなか挑戦しづらい燻製料理も、アウトドアなら存分に楽しめます。
燻製の作り方には「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類があります。キャンプなどアウトドアで楽しむなら初心者でもトライしやすい「熱燻」か「温燻」がよいでしょう。
短時間でスモーキーな香りを食材に付ける「熱燻」は、食材とスモークチップを燻製器に入れ、燻製器を直火で10分ほど加熱する方法です。「熱燻」は、先述したメスティンやダッチオーブンなどで燻製器の代用が可能です。
1~6時間かけてじっくり作る「温燻」は、着火して煙の出ているスモークチップと食材を燻製器に入れ、やや低温でじっくり燻します。
燻製器は「コンパクトタイプ」と、一度にたくさん作れる「縦長タイプ」があります。燻製にする食材の種類や量などを考え、適したタイプの製品を選びましょう。
アウトドア料理の道具を選ぶ際のポイント
アウトドア料理の道具を選ぶ際は、以下の3つがポイントです。
- 素材
- サイズ
- 収納性
ポイントを押さえることで、自分にぴったりのものが見つかりやすくなり、道具選びの失敗を防げます。それでは一つずつみていきましょう。
ポイント1 素材
料理道具を選ぶ際は、素材の特徴を知っておくと使いやすい製品が選べます。とくによく使われる金属の特徴を知っておくと道具選びに役立つでしょう。
主な金属のメリットやデメリットをくわしく紹介します。
メリット | デメリット | |
ステンレス | ・耐久性が高い ・錆びにくい ・手入れがかんたん ・料理や飲み物がやや冷めにくい ・ハンドルや口に当たる部分が熱くなり過ぎない |
・やや重さがある ・鍋などは温まりにくい ・やや金属臭がする |
チタン | ・非常に軽量 ・耐久性が高い ・錆びにくい ・手入れがかんたん ・料理や飲み物が冷めにくい ・ハンドルや口に当たる部分が熱くなり過ぎない ・金属臭が少ない |
・高価である ・鍋などは温まりにくい |
アルミニウム | ・リーズナブルである ・軽量である ・錆びにくい ・手入れがかんたん ・鍋などが温まりやすい |
・耐久性が低い ・料理や飲み物が冷めやすい ・ハンドルや口に当たる部分が熱くなる ・金属臭がある |
鉄 | ・焼きムラができにくくおいしく調理できる ・蓄熱性がある ・鍋などが温まりやすい |
・かなり重い ・錆びやすく手入れに手間がかかる ・ハンドルなどが熱くなる |
ステンレス
ステンレスは耐久性が高く、錆びにくい金属です。やや重さはありますが、扱いやすく最もアウトドア用品に使われています。ダッチオーブンもステンレス製を選べば、シーズニングなど面倒な手間がかかりません。
熱伝導性はやや低く、鍋では食材が温まりにくいので、焼きムラができやすいデメリットがあります。ただし熱伝導性の低さは、マグカップなど食器として使う場合は、口に当たる部分が熱くなり過ぎないメリットになります。
また飲み物や料理が冷めにくく、ぬるくなりにくい点もメリットです。
ただし食器の口に当たる部分が、やや金属臭がするのはデメリットです。
チタン
非常に軽量で、耐久性が高く、錆びにくいチタン製品。携帯性に優れており、徒歩キャンプや登山でのテント泊におすすめです。加工が難しいためほかの金属と比較して、価格が高い点はデメリットになります。
熱伝導性は低く、鍋として使う場合は食材に熱が伝わりにくく、焼きムラができやすいでしょう。ただし食器として使った場合、口に当たる部分が熱くなり過ぎない点や、飲み物や料理が冷めにくく、ぬるくなりにくい点がメリットになります。
また食器の口に当たる部分が、金属臭がほとんどしない点もメリットです。
アルミニウム
軽量で錆びにくいアルミニウム製品は、リーズナブルな価格も魅力です。
熱伝導性が良く、食材は温まりやすいですが、焼き物や炒め物などが焦げ付きやすいので注意が必要となります。またシェラカップなどは、ハンドルや口を付ける部分が熱くなる点もデメリットです。
またカップなどは、口に当たる部分は金属臭を感じます。
鉄
熱伝導性が高い鉄は、鍋として使う場合は食材に熱を均一に伝え、旨味やジューシーさを引き出します。また蓄熱性があるので、スキレットなどはそのまま食卓に食器として出すと、長く熱々の料理が楽しめるでしょう。
鉄は洗ったあとに何もしなければ、直ぐに錆びてしまいます。とくに鋳鉄製のスキレットやダッチオーブンは、使用前にワックスを焼き切ったり、洗浄後に油を塗ったりなどのシーズニングが必要です。
また重さがあるので、力に自信のない方などは「取扱いしづらい」と感じる場合があります。
ポイント2 サイズ
料理道具は、何人分作るかを基準にして容量などのサイズを選びましょう。人数に見合わないサイズを選んでしまうと、小さすぎる場合は必要な食事量を準備できず、大きすぎると持ち運びが困難になる可能性があります。
作る料理によっても多少違いはありますが、例えばクッカーはソロキャンプでは約500~700ml、2人以上なら約700ml×人数の容量が基準となります。
またダッチオーブンは、ソロキャンプでは6インチ、デュオキャンプでは8インチ、ファミリーキャンプでは10インチ、大勢でのキャンプには12インチサイズがおすすめです。
ポイント3 収納製
徒歩キャンプやツーリングキャンプ、荷物が多いファミリーキャンプ、車の荷室スペースが狭いオートキャンプでは、携帯性の良さも重要です。重量や収納サイズをチェックし、できるだけ運びやすい製品を選びましょう。
収納袋や専用ケースが付属していると携帯性が上がります。スタッキングできる道具や、ハンドルなどが折りたためるものは、限られたスペースにも収納しやすいのでおすすめです。
さまざまな道具を使ってアウトドア料理の楽しみ方を少しずつ広げていこう!
キャンプ時間の多くを占めるのが、料理や食事の時間です。お気に入りの使いやすい料理道具があれば、さらにキャンプが楽しくなります。
まずは100円ショップや自宅にあるものも活用して、アウトドア料理の必要最低限の道具を揃えてみましょう。
アウトドア経験を重ねるうちに「こんなアウトドア料理を楽しみたい!」という方向性が見えてくるはず。そのときは、さらに便利な道具や、本格的なアウトドア料理を作れる道具も手に入れてみてはいかがでしょうか。さらにキャンプ料理の楽しみ方が広がっていきますよ。
下の記事では、初心者でもかんたんに作れるキャンプ飯を紹介しています。子どものいるファミリーキャンプでも手軽にできるものばかりなので、ぜひご覧ください。
焚き火を活用して料理を楽しむなら、火力が安定して調理しやすくなる「熾火」の作り方もマスターしておきましょう。下の記事では、ステップ形式で熾火の作り方をわかりやすく紹介しているので、ぜひご覧ください。