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タープ泊はヘキサタープでもできる?張り方とアレンジを解説【図解付き】

タープ泊はヘキサタープでもできる?張り方とアレンジを解説【図解付き】

タープ泊ではスクエアタープなどの四角形タープが多く使われますが、ヘキサタープでも張り方や設営場所を工夫すればタープ泊は可能です。


ただし、有効面積が限られやすいため、寝床の確保や雨風への備えには注意が必要です。


今回は、ヘキサタープでタープ泊をしてみたい方に向けて、実際に試した張り方のアレンジを画像付きで紹介します。

\タープ泊を快適にするアイテム/

ヘキサタープでもタープ泊はできる?

ヘキサタープでもタープ泊はできますが、タープ泊でよく使われるスクエアタープやレクタタープなどの四角形タープに比べると、張り方の自由度や居住空間の作りやすさに違いがあります


四角形のタープは、片側を大きく下げたり、サイドを壁のように使ったりしやすく、寝床や荷物置き場を確保しながら雨風を避ける形を作りやすいのが特徴です。一方、ヘキサタープは六角形の形状で端に向かって面積が狭くなるため、寝床として使える範囲は狭くなります。


そのため、ヘキサタープでタープ泊をする場合は、風向きや寝床の位置を考えながら、雨風や視線を避けられるように張り方を工夫することが大切です。


また、強い雨や風が予想される日は無理をせず、テントを併用するか、タープ泊を見送る判断も必要です。

タープ泊用ヘキサタープの張り方

ここからは、タープ泊を想定したヘキサタープの張り方を紹介します。

① 基本の張り方

まずは、片側を地面に固定し、反対側をポールで立ち上げる基本の張り方です。


後方と左右をある程度覆えるため、寝床を確保しながら視線や風の吹き込みを抑えやすくなります。

完成イメージは下記の写真です。

◾️設営方法

  • ポールは片側1本のみを使用する
  • 反対側は地面に直接ペグダウンする

STEP1  片側をペグダウンする

まずはタープを地面に広げ、センターグロメットの1つを地面にペグダウンします。


このとき、ペグダウンする側は風上に向けましょう。風上側を地面に固定しておくことで、風の影響を受けにくくなります。

さらに、ペグダウンしたセンターグロメットの両端にあるグロメットも固定します。


片側を地面にしっかり固定しておくと、風がある日でも落ち着いて次の作業に進みやすくなります。

STEP2 メインポールを立てる

続いて、反対側のセンターグロメットにポールを差し込み、2本のガイロープでテンションをかけながら立ち上げます。


ポールを立てるときは、タープ全体に無理な力がかからないよう、左右のバランスを見ながら少しずつテンションを調整しましょう。

STEP3 左右をガイロープで調整する

最後に、立ち上げたメインポールの両サイドにあるグロメットを、ガイロープで引っ張って形を整えます。


雨の入り込みが気になる場合は、ガイロープをできるだけ低い位置へ引くようにすると、サイドの隙間を抑えやすくなります。

STEP4 完成

立ち上げたタープの姿がこちらです。

この張り方なら、後方に加えて左右からの視線もある程度遮れるため、タープ下にプライベート感のある空間を作れます。


強い雨風でなければ、ヘキサタープでもタープ泊をしやすい形といえるでしょう。

▼グロメットの使い方

六角形の片側は地面にペグダウンし、反対側をポールとガイロープで立ち上げることで、開放的な入り口を作る張り方です。

ポールを短いものに変え、残りのグロメットも地面に近い位置で固定すれば、より雨風を受けにくい形に近づけられますが、実際に試したところ、タープ全体が地面に近くなりすぎて居住空間を確保しにくくなりました。


ポールを短くする場合は、コットやマットを置けるスペースを確保できるかも確認しながら調整するのがおすすめです。

② 雨風に対応しやすい張り方

ヘキサタープは六角形の形状をしているため、構造上フルクローズにするのは難しくなります。とはいえ、設営する向きやポールを立てる位置を工夫すれば、風上側を低くして雨風の入り込みを抑えやすい形にできます。


ここでは、ヘキサタープを通常とは90度回転させるように設営し、片側を低く固定して反対側をポールで立ち上げる張り方を紹介します。

◾️設営方法

  • 通常メインポールを立てる2ヶ所のグロメットは、左右に直接ペグダウンする
  • サブロープで形を整えるグロメットにポールを立てる
  • 高さを調整できる伸縮式ポールを使用する

▼グロメットの使い方

STEP1 サイド2ヶ所をペグダウンする

まずは、本来サイドにあたる2ヶ所のグロメットを、風上側に向けて地面に直接ペグダウンします。


風上側を低く固定しておくことで、風の吹き込みや雨の入り込みを抑えやすくなります。

STEP2 反対側にポールを立てる

続いて、反対側にあたる2ヶ所のサイドグロメットにそれぞれポールを立て、ガイロープでテンションをかけながら立ち上げます。


今回は、高さを1.3m程度に調整して設営しました。

STEP3 メイングロメットをペグダウンする

次に、本来はメインポールを立てる両サイドのグロメットを、ポールの高さに合わせて地面にペグダウンします。


ペグを打つ位置は、ポールの高さやタープの張り具合によって変わります。先にポールを立てて全体の形を確認してから、無理のない位置で固定しましょう。

STEP4 完成

これで設営完了です。

奥側はやや狭くなりますが、片側を低くすることで、パップテントに近い形を作れます。


ただし、すべての方向からの雨を防げるわけではありません。そこで、ここからさらにアレンジしてみましょう。

③ ステルス張りに近い張り方

ヘキサタープのなかには、メインで使用するグロメット以外に、張り姿を安定させるためのサブグロメットが設けられているものがあります。


サブグロメットがある場合は、その位置を活用することで、ステルス張りに近い形にアレンジできます。


今回は、先ほど2本のポールを立てた位置の間にあるサブグロメットを使い、ポール1本で立ち上げる方法を試しました。

▼グロメットの使い方

フルクローズに近い状態にはできないものの、タープ全体を低く張れるため、雨風の影響を抑えやすい形に近づけられます。

居住スペースは、以下のようなイメージです。

高さはあまり出ないため、コットを入れて使うには窮屈ですが、マットを敷いて寝るだけのスペースであれば確保できます。

今回使用したポールの高さは、伸縮式ポールの最短にあたる約85cmです。

ポールの高さを調整しながら、足元まわりのスペースも確保できるように張れば、もう少し快適に過ごせそうです。

④ 開放的な張り方

ポールを2本使い、ヘキサタープを一般的な形で高く張ると、開放感のある空間を作れます。

中央部分に高さが出るため、タープ下で過ごしやすく、コットやマットを置く寝床のスペースも確保しやすい張り方です。


ただし、周囲から中の様子が見えやすく、雨風の影響も受けやすくなります。寝るときの安心感やプライベート感を重視する場合は、落ち着かないと感じる方もいるかもしれません。

視線や風の吹き込みが気になる場合は、次のサイドを低くした張り方も検討してみましょう。

⑤ 両サイドを下げた張り方

先ほどの開放的な張り方から、両サイドを低くしたアレンジ張りです。

今回は、次のように変更して設営しました。

◾️設営方法

  • 両サイドのポールを伸縮式ポールに変更する
  • 四隅のグロメットは地面に直接ペグダウンする

ポールの高さは、パップテントやワンポールテントに近い1.3mほどに調整しました。

両サイドを下げることで、通常の開放的な張り方よりも周囲からの視線を遮りやすくなります。

⑥ 陣幕スタイルの張り方

片側を立ち上げ、反対側を低くすることで、陣幕のように視線を遮りやすい形にすることもできます。

今回は、メインポール2本に加えて、片側を跳ね上げるための伸縮式ポールを使用しました。片側を開放し、反対側を低く固定することで、一方向からの視線を遮りながらタープ下の空間を確保できます。

川沿いや林間サイトなど、見せたい方向と隠したい方向がはっきりしている場所では使いやすい張り方です。たとえば、景色のよい方向は開放し、通路や隣のサイトに面した側は低くすることで、開放感とプライベート感を両立しやすくなります。

また、跳ね上げ用のポールを使わず、片側をガイロープで引っ張る張り方も試しました。


ただし、この方法では屋根の角度が鋭くなりすぎて、タープ下の居住空間を確保しにくくなりました。タープ泊で寝床を作ることを考えると、前述したようにポールを短くして両サイドを下げる張り方のほうが使いやすいでしょう。

ヘキサタープのタープ泊であると便利なキャンプ用品

タープ泊は地面や外気の影響を受けやすいため、冷えや凹凸、虫、荷物の汚れなどを防げるアイテムを用意しておくと過ごしやすくなります。


ここでは、ヘキサタープでのタープ泊にあると便利なキャンプ用品を、用途別に紹介します。

① 地面の冷え・凹凸対策:グランドシート、マット、コット

タープ泊では、地面の凹凸や湿気、冷えの影響を受けやすくなります。寝袋だけでは体が痛くなったり、地面からの冷えを感じたりすることがあるため、寝床まわりの対策が大切です。


地面に直接寝る場合は、防水性のあるグランドシートや厚手のマットを用意しましょう。


地面から距離を取りたい場合は、コットを使うのもおすすめです。

とくに高さを切り替えられる2WAYタイプのコットなら、タープの張り方や天井の高さに合わせて使いやすくなります。

② 虫対策:メッシュインナー、蚊帳、虫よけアイテム

開放的なタープ泊では、蚊やアブなどの虫が入り込みやすくなります。とくに夏場や水辺、草地、林間サイトでは、就寝中の虫対策も考えておきましょう。


虫よけスプレーや蚊取り線香を使うほか、寝床まわりを覆えるメッシュインナーや蚊帳を取り入れると安心です。風通しを確保しながら虫を避けやすい寝床を作れます。

③ 荷物の汚れ対策:ラック、収納ボックス、テーブルetc

タープ泊では、荷物を地面に直接置く場面が多くなります。地面が湿っていたり、ぬかるんでいたりすると、バッグやキャンプ道具が汚れやすいため注意が必要です。


ラックや収納ボックス、テーブルがあると、荷物を地面から離して置けます。寝床まわりも整理しやすくなるため、限られたタープ下のスペースを使いやすくなります。

④ 夜間の過ごしやすさ:ランタン、ライト

夜間の明かりも用意しておきましょう。


メインのランタンに加えて、手元を照らせる小型ライトがあると、寝る前の準備や荷物の出し入れがしやすくなります。

⑤ 調理・焚き火まわり:マグ、フライパン、焚き火台etc

タープ泊で簡単な調理や焚き火を楽しむ場合は、調理器具や火まわりのギアも用意しておきましょう。


飲み物を温めたり、ちょっとした食事を作ったりするなら、マグやクッカー、フライパンがあると便利です。


バーナーや焚き火台を使う場合は、熱に強いテーブルや作業スペースもあると安心です。


ただし、タープ下で火器を使う場合は、火の粉や熱、換気に十分注意が必要です。キャンプ場のルールを確認し、タープや周囲の道具との距離を取りながら安全に使いましょう。

ヘキサタープでタープ泊するときの注意点

ヘキサタープでのタープ泊は、テント泊に比べて開放感がある一方で、天候や周囲の環境の影響を受けやすいスタイルです。


快適に過ごすためには、張り方だけでなく、雨風や寒さ、視線、虫への対策も考えておきましょう。

雨風の影響を受けやすい

ヘキサタープは四方を覆えるわけではないため、雨風の影響を受けやすい点に注意が必要です。


風向きに合わせて低く張ったり、風上側を地面に近づけたりすることで、吹き込みをある程度抑えることはできます。ただし、強い雨や風が予想される日は、無理にタープ泊をするのは避けましょう


天候が不安定な場合は、テントを併用する、早めに撤収する、タープ泊自体を見送るなど、安全を優先した判断が大切です。

寒さ対策が必要

タープ泊は外気の影響を受けやすく、朝晩に冷え込みを感じやすいスタイルです。夏場でも、標高の高いキャンプ場や風通しのよい場所では、想像以上に寒く感じることがあります。


冷え込みで体力を奪われることもあるので、寝袋だけでなくマットやコットを使って地面からの冷えを防ぐことも大切です。


季節やキャンプ場の気温に合わせて、防寒着やブランケットなども用意しておくと安心です。

周囲からの視線が気になりやすい

タープ泊は壁がないため、テント泊に比べると周囲から中の様子が見えやすくなります。くつろぐときだけでなく、寝るときにも視線が気になる場合があるでしょう。


設営時は、通路や隣のサイトから見えにくい向きにタープを張るのがおすすめです。


また、防犯面を考えて、貴重品は身近に置く、サイトを離れるときは荷物を整理するなどの対策も意識しておきましょう。

虫対策が必要

開放的なタープ泊では、蚊やアブなどの虫が入り込みやすくなります。とくに夏場や水辺、草地、林間サイトでは、虫対策をしておくと安心です。


虫よけスプレーや蚊取り線香を使うほか、寝るときはメッシュインナーや蚊帳、コンパクトなメッシュテントを併用する方法もあります。


タープの下は地面との距離が近くなるため、荷物や寝床まわりに虫が入り込まないよう、コットやラックを使って地面から離しておくのもおすすめです。

ヘキサタープでのタープ泊は張り方と装備選びが重要

ヘキサタープでも、張り方や設営場所を工夫すればタープ泊は可能です。風向きに合わせて低く張ったり、サイドを下げたりすることで、寝床を確保しながら雨風や視線の影響を抑えやすくなります。


ただし、タープ泊はテント泊よりも天候や外気の影響を受けやすいスタイルです。強い雨風が予想される日は無理をせず、テントを併用するか、タープ泊を見送る判断も必要です。


マットやコット、ランタン、虫対策アイテムなども用意しながら、張り方と装備を整えてヘキサタープでのタープ泊を楽しみましょう。

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