タープとは、キャンプやBBQなどで日差しや雨を防ぐために使う、屋根のようなアウトドアアイテムです。
テントが寝室のような役割を持つのに対し、タープは食事や休憩をするリビングのような空間づくりに役立ちます。
この記事では、タープの役割やテント・シェードとの違い、主な種類、選び方を初心者向けにわかりやすく解説します。
タープとは?
タープは、ポールやロープで布を張り、屋外に日差しや雨を避けられるスペースを作るアイテムです。
キャンプではテントの近くに設営して、食事や休憩をするリビングスペースとして使われることが多く、デイキャンプやBBQの日よけとしても活躍します。
テントやシェードとの違い
テントやシェードも屋外で快適に過ごすためのアイテムですが、タープとは役割が違います。
| 種類 | 主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| タープ | 日よけ・雨よけ・リビング空間作り | ポールやロープを使って張る屋根のようなアイテム |
| テント | 就寝・休憩・荷物の保管 | 周囲を覆えるので寝室として使われる |
| シェード | 日よけ・簡易的な休憩スペース作り | タープより手軽に使えるものが多く、公園や海辺でも使いやすい |
タープはリビング、テントは寝室、シェードは簡易的な日よけとして考えると、それぞれの違いをイメージしやすくなりますよ。
キャンプにタープは必要?
キャンプにタープは必ず必要というわけではありません。寝床となるテントだけで過ごせる場合もありますが、以下のようなシーンではタープがあると快適に過ごしやすくなります。
タープがあると便利なシーン
- 夏場や日差しの強い日
- 天候が変わりやすい日
- テントとは別に食事や休憩スペースを作りたい
- 荷物やテーブルまわりを雨や直射日光から守りたい
タープ下にチェアやテーブルを置けば、屋根のある快適なリビングスペースを作れます。キャンプサイトで過ごす時間が長い場合は、タープがあることで快適さが大きく変わるでしょう。
\タープ下を快適にするアイテム/
タープなしでも問題ないシーン
一方、以下のような場合は、タープなしでも問題ありません。
- 日陰の多いキャンプ場を利用する
- 前室の広いテントや2ルームテントを使用する
- UL(ウルトラライト)キャンプや設営・撤収の手間を減らしたい
キャンプ場の環境や天候、過ごし方に合わせて必要かどうかを判断しましょう。
タープの主な種類
タープにはいくつかの種類があります。
見た目だけでなく、設営のしやすさや日陰の広さ、風への強さなども異なるため、使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、代表的なタープの種類を紹介します。
| 種類 | 特徴 | 向いているシーン |
|---|---|---|
| ヘキサタープ | 六角形の定番タイプ。開放感があり、張り方のアレンジもしやすい | ファミリー〜デュオキャンプ、キャンプらしい雰囲気を楽しみたいとき |
| レクタタープ・スクエアタープ | 長方形・正方形のタープ。広い日陰を作りやすい | 大人数のキャンプ、広いリビングスペースを作りたいとき |
| ウイングタープ | ひし形に近い形状で、コンパクトに使える | ソロキャンプ、少人数キャンプ、荷物を抑えたいとき |
| スクリーンタープ | 側面をメッシュや生地で囲えるタイプ。虫対策や目隠しに役立つ | 夏場のキャンプ、プライベート感を重視したいとき |
| ワンタッチタープ | フレームを広げて設営するタイプ。初心者でも扱いやすい | BBQ、デイキャンプ、イベント、手軽に日よけを作りたいとき |
ヘキサタープ
ヘキサタープは、六角形の生地をポールとロープで張る定番タイプのタープです。サイズによってはソロキャンプからファミリーキャンプまで幅広く使えます。
- 開放感のあるリビングスペースを作りやすい
- 張り方を工夫しやすく、日差しや風向きに合わせやすい
- 慣れるまでは設営に少し時間がかかることがある
レクタタープ・スクエアタープ
レクタタープは長方形、スクエアタープは正方形の生地を使ったタープです。日陰を広く作りやすく、ファミリーキャンプやグループキャンプにも向いています。
- 広い日陰を作りやすい
- テーブルやチェアをゆったり配置しやすい
- 設営には広めのスペースが必要になりやすい
ウイングタープ
ウイングタープは、ひし形に近い形状のコンパクトなタープです。少人数キャンプや、荷物を抑えたいソロキャンプで使いやすいタイプです。
- 軽量でコンパクトなものが多く、荷物を減らしたいときに使いやすい
- 日陰になる面積はやや狭い
- ソロキャンプや少人数キャンプに向いている
スクリーンタープ
スクリーンタープは、側面をメッシュや生地で囲えるタイプのタープです。虫対策や目隠しをしながら、リビングスペースを作りたいときに向いています。
- 虫の侵入を防ぎやすい
- プライベート感のある空間を作りやすい
- オープンタープに比べて重く、設営に手間がかかりやすい
ワンタッチタープ
ワンタッチタープは、フレームを広げて設営するタイプのタープです。手軽に日よけを作りたいときにも役立ちます。
- ポールやロープを使って張るタープと比べて設営しやすく、初心者でも扱いやすい
- BBQやデイキャンプ、イベントなど短時間で設営・撤収したいときにも◎
- サイズや構造によっては、収納時にかさばる場合がある
初心者にはどのタープがおすすめ?
はじめてタープを選ぶ場合は、重視するポイントを決めておくと選びやすくなります。
たとえば、設営の手軽さを重視するならワンタッチタープ、キャンプらしい雰囲気や開放感を楽しみたいならヘキサタープが候補になります。
大人数で使う場合はレクタタープやスクエアタープ、虫対策やプライベート感を重視するならスクリーンタープも選択肢になるでしょう。
| 重視するポイント | おすすめの種類 |
|---|---|
| 設営のしやすさを重視したい | ワンタッチタープ |
| キャンプらしい雰囲気を楽しみたい | ヘキサタープ |
| 広い日陰を作りたい | レクタタープ・スクエアタープ |
| 少人数でコンパクトに使いたい | ウイングタープ |
| 虫対策や目隠しを重視したい | スクリーンタープ |
タープのメリット
タープを設営すると、日差しや雨を避けられるだけでなく、キャンプサイトにくつろげるスペースを作れます。
ここでは、タープを使う主なメリットを紹介します。
1. 日差しや雨を避けられる
タープを設営すると、強い日差しや急な雨を避けられるスペースを作れます。特に夏場のキャンプでは直射日光をやわらげてくれるので過ごしやすくなります。
急に雨が降ってきたときも、テーブルやチェア、荷物などを濡れにくくできるのもメリットです。
2. 開放感のある空間を作れる
ヘキサタープやレクタタープなどのオープンタープは、側面が大きく開いているため、風が通りやすく開放感があります。
テント内にいるときよりも自然の風を感じられ、周囲の景色を楽しみながらゆっくり過ごせます。
3. 食事や休憩スペースを広げられる
タープ下にチェアやテーブルを置けば、屋根のあるリビングスペースになります。テント内は寝具や荷物で狭くなりやすいため、食事や休憩をする場所を作っておくとゆったりと使えます。
4. キャンプサイトのレイアウトを楽しめる
テントと組み合わせることで、さまざまなレイアウトを楽しめます。
テントの出入り口を雨で濡れないようにしたり、周囲からの視線を遮るようにしたりと使い方はさまざま。日差しや風の向き、サイトの広さに合わせて張り方を工夫できるのも魅力です。
タープのデメリット・注意点
タープはキャンプサイトに日よけや雨よけのスペースを作れる便利なアイテムですが、設営場所や天候によっては使いにくさを感じることもあります。
タープを安全に使うためにも、メリットだけでなくデメリットと注意点も把握しておきましょう。
1. 設営にスペースが必要
タープは本体の生地だけでなく、ポールやロープ、ペグを使って設営するため、想像以上に広いスペースが必要になることがあります。
特にヘキサタープやレクタタープは、タープ本体のサイズに加えて、ロープを張るための余裕も必要です。区画サイトでは、テントや車、隣のサイトとの距離を考えながら設営する必要があります。
キャンプ場を利用する場合は、サイトの広さなどを事前に確認しておくと安心です。
2. 風の影響を受けやすい
タープは風の影響を受けやすいアイテムです。風向きや張り方によっては、強い風にあおられて、ペグが抜ける可能性があります。
設営するときは風向きを確認して、ペグやロープでしっかり固定することが大切です。
また、タープを高く張りすぎると風を受けやすくなるため、天候に合わせて高さや角度を調整しましょう。
風が強い日はタープを使わない決断も大切です。
3. 慣れるまでは設営に時間がかかる
タープはテントより構造がシンプルなものが多いですが、慣れるまでは設営に時間がかかることもあります。
特に、ポールを立てる位置やロープの張り方、ペグを打つ角度に慣れていないと、思うように設営できないことも。最初のうちは説明書を見てひとつ一つの工程を確認しながら、練習するのがおすすめです。
タープの選び方
タープにはさまざまな種類やサイズがあるため、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
ここでは、タープを選ぶときにチェックしたいポイントを紹介します。
1. 使用人数に合ったサイズを選ぶ
タープは、使用人数に合ったサイズを選ぶことが大切です。
人数に対してタープが小さいと、日陰が足りなかったり、チェアやテーブルを置くスペースが狭く感じたりすることがあります。
選ぶときは、使用人数とあわせてタープ下に置くチェアやテーブル、クーラーボックスなどの数も考えておくと失敗しにくいでしょう。
2. 遮光性・UVカット性能を確認する
夏場や日差しの強い時期に使う場合は、遮光性やUVカット性能もチェックしましょう。
遮光性が高いタープは直射日光をやわらげ、タープ下の暑さを軽減しやすくなります。
また、UVカット加工が施されているものを選ぶと、紫外線対策にも役立ちます。夏のキャンプやデイキャンプで長時間過ごす場合は、UVカットも確認しておくと安心です。
3. 耐水圧を確認する
雨への備えを考えるなら、タープの耐水圧も確認しておきましょう。耐水圧とは、生地がどれくらい水を通しにくいかを示す数値です。
数値が高いほど雨に強い傾向がありますが、その分生地が厚くなり、通気性が下がります。一般的なキャンプで使うなら、耐水圧1,000〜1,500mm前後を目安にすると選びやすいでしょう。
ただし、強い雨や長時間の雨では、耐水圧だけでなく張り方も重要です。雨水がたまらないように傾斜をつけて張るなど、水の流れを作る工夫も意識しましょう。
4. 持ち運びやすさもチェックする
タープを選ぶときは、収納時のサイズや重さも確認しておきましょう。
大きなタープやスクリーンタープは、広いスペースを作れる一方で、収納サイズが大きくなりやすく、持ち運びに手間がかかる場合があります。車で移動するキャンプなら問題になりにくいですが、徒歩キャンプやツーリングキャンプでは負担になることもあります。
持ち運びやすさを重視するなら、軽量なタープやコンパクトに収納できるタイプを選ぶのがおすすめです。
移動手段も考えながら、自分のキャンプスタイルに合うものを選びましょう。
\キャンプサイト作りに役立つアイテム/
タープの特徴を理解して、キャンプを快適に楽しもう
タープは、日差しや雨を避けるために使う、屋根のようなアウトドアアイテムです。
ヘキサタープやレクタタープ、スクリーンタープ、ワンタッチタープなど種類によって特徴が異なるため、使用人数や何を重視するかを確認して選びましょう。
タープを活用すれば快適なスペースを作れます。自分のキャンプスタイルに合うタープを選んで、屋外での時間をより過ごしやすく整えてみてください。
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