マンション・アパート暮らしキャンパー向け!テントの干し方を解説

マンション・アパート暮らしキャンパー向け!テントの干し方を解説

キャンプで一晩過ごしたテントは結露や朝露などの影響で必ずといっていいほど濡れるもの。しかし、マンションやアパートなどの集合住宅に住まわれている場合、テントを干すのにも一苦労ですよね。

とくに、1Rや1Kなどの独り暮らしだと限られたスペースで「どうやってテントを干す?」と困るのではないでしょうか。

今回は、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいのキャンパー向けに、限られた空間で濡れたテントを干すアイデアをご紹介します。

マンション・アパート住まいの場合|テント撤収時のポイント3つ

テント撤収時のポイント

夜露や結露などで水分をたっぷり含んだテント。帰宅後の後片付けの負担を軽くするためにも、まずは軽くお手入れしながら撤収しましょう。

撤収時のポイントは次の3つです。

  • なるべく水気をとっておく
  • 汚れを取り除く
  • ペグなどの小物類も拭いておく

それでは、各項目について詳しく解説します。

なるべく水気をとっておく

結露したテント

テントの撤収で大事なのは、なるべく水気を取ることです。とくにマンション住まいでテントを広げて干せる場所が限られている場合は「撤収時に」というのがポイント

現地で撤収するときは、次の3つをおさえておきましょう。

  • タオルなどで水気を拭き取る
  • 干して風を通す
  • ベルトやスカートなど、乾きづらい箇所も乾燥させる

水分を飛ばすには時間がかかるため、キャンプ場を出発する2時間前から干して乾かしはじめるのがベスト。朝起きてからすぐに撤収の準備をはじめるのがおすすめです。

このときは必ず、グランドシート・フライシート・インナーテントなど、パーツごとにばらして乾燥させましょう。

テントを干すときは、下のように工夫をするといいですよ。

  • ポールとロープで物干し竿代わりにする
  • 近くにある垣根を利用する

自立式テントの場合だと、組み立てたままの状態でひっくり返したり底面に椅子などを入れて風を通すようにしたりして、底面を乾燥させる方も多くいます。

https://twitter.com/osoraku703/status/1445188131137880065

ひっくりかえして乾燥させるときは、ペグで打ち込むなど、風で飛ばないように注意しましょう。

ガイロープやベルト、スカートなどの乾きにくい箇所も、できる限り現地で乾燥させておくと、自宅へ持ち帰ったあとの処理が格段に楽になります。

汚れを取り除く

撤収時は、テントについた汚れや砂もしっかり取り除いておきましょう。しっかり落としておかなければ、自宅に帰ってからテントを干すときに、砂や枯れ葉が散乱して後片付けが大変なことになることも……。

テントの底面・ベルト部分・スカートなどについた泥汚れだけでなく、テント内に入り込んだ砂・落ち葉・食べカスなどもなるべく落としておくのがポイントです。

コロコロや充電式のハンディクリーナーなどで吸い取ると楽ちんです。

掃除機

あわせて、雑巾などで拭き掃除すると細かな汚れもきれいに落とせます。

水分を飛ばすのと同じように、現地で可能な限り汚れを取り除いておきましょう。

ペグなどの小物類の汚れも拭く

ペグやポール、ガイロープなどのお手入れも大事なポイント。ペグやポールは金属製のものが多いため、水気や汚れが付着したままだと、サビが発生します。

こちらも必ず、現地で可能な限り水気や汚れを拭き取りましょう。

マンション・アパート住まいの場合|テントの干し方

テントを干すスペースが限られているマンションやアパートでは、家にあるアイテムを活用してひと工夫するのがポイントです。

浴室乾燥で干す

浴室乾燥機がついている場合は、フル活用しましょう。

浴室に物干し用のポールがある場合はポールにかけて。ポールが無い方は、つっぱり棒などを設置して干せばOK。

テントの大きさと浴室の大きさにもよりますが、浴室乾燥機をフルパワーで半日程度回しておけばきちんと乾かせます。

もし乾きが足りない場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使って、下からも風を送りましょう。より効率的に早く乾燥させることが可能です。

室内で干す

部屋の中に突っ張り棒・物干し竿・ロープなどを設置して、部屋干しする方法もあります。

https://twitter.com/ryochin__2/status/1436942985254424577

ただし、リビングなどの部屋にテントを干す場合は、テントの金具部分が家具や家電などにあたり傷つく可能性があります。家具などがあたりテント本体に傷が入ることもあるため、周辺に注意しましょう。

サーキュレーター・扇風機・エアコンをフル活用する

扇風機やサーキュレーター、エアコンの除湿機能などがある場合は、フル活用して乾かすのがおすすめです。

布団乾燥機も使える

布団乾燥機

家に布団乾燥機がある方は、テントを大きな袋に入れたり、床に広げたテントにホースを差し込んだりして、乾燥させている方もいます。

自立式テントだと、室内にテントを設営して入り口部分にホースを差し込んで乾燥させている方も。

シュラフやロープなどの他のキャンプギアも乾燥させられるため、一台あると重宝します。

ベランダで干す

ベランダにテントを広げられるスペースがありそうなら、天気の良い日にベランダに干して自然乾燥させるのもおすすめ。

https://twitter.com/joniocamp/status/1506416843690770434

物干しスタンドや物干し竿にかけるなどして、乾燥させているようです。

https://twitter.com/taka88TERRA/status/1188290533522694144

テント全体を広げるスペースがない場合でも、半分に折った状態で重なっている箇所を少しづつずらしながら乾かす方法もあります。

ジッパーやベルト、スカートの部分は乾きにくいため、しっかり乾かすように気をつけておきましょう。

テントクリーニングサービスを利用するのもあり

乾燥させるのが面倒くさい、スペースの余裕がないという方におすすめなのが、テントの乾燥サービスです。

乾かしにくい大型テントでもプロの専門業者に委託することで、手間を掛けずに清潔な状態に仕上げられます。

コストはかかりますが、干す暇がない方や金銭的に余裕のある方におすすめです。

まとめ

たとえマンション暮らしでベランダにテントを干すスペースが十分確保できなくても、浴室乾燥機・サーキュレーター・布団乾燥機を活用するなどして、大事なテントをカビや劣化などから守ることができます。今回ご紹介した方法を参考にして、大事なテントを長持ちさせ、快適なキャンプライフを送ってください。

テントは年に一度を目安に、丸ごと洗ってメンテナンスするとより長持ちします。テントの洗い方についてはこちらで詳しく解説しています。

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