キャンプ用のマグカップが欲しいけれど、チタンとステンレスどちらの素材を選ぶかで迷っていませんか?
どちらも耐久性や保温性に優れた材質ですが、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるのも事実です。
今回は、チタンマグとステンレスマグの違いを徹底解説するので、どちらを選ぶか悩んでいる方は最後までご覧ください。
WAQでは、キャンプシーンで便利な直火OKのチタンカップを販売しています。
フタつきで保温力が高く、クッカー代わりにも使える優れものです。
チタンカップをお探しの方は、ぜひこの機会にWAQ公式ストアをチェックしてみてください。
チタンマグとステンレスマグの違いを比較
まずは、チタンマグとステンレスマグの違いを、詳しくみていきましょう。
項目 | チタンマグ | ステンレスマグ |
耐久性 | ◎ | ◯ |
安全性 | ◎ | ◯ |
重さ | ◎ | ◯ |
価格 | ◯ | ◎ |
価格の面ではステンレスマグが勝っているものの、その他ではチタンマグが優れていると言えます。
耐久性
耐久性に関しては、チタンマグのほうが優れています。チタンの強度は鉄の約2倍あり、航空機やロケットの部品などにも使われるくらい強度が高い金属です。
とはいえ、ステンレスの耐久性が特別低いわけではありません。
チタンと比べると耐久性は劣りますが、アウトドアでのハードな使用にも耐えられるだけの十分な耐久性は持ち合わせています。
安全性
チタンは医療用器具などに用いられるほど、人に優しい金属です。
ステンレスなど他の金属に比べて、金属アレルギーなどを起こしにくいとされています。これは、チタン表面に安定した酸化被膜が形成され、金属イオンが溶け出しにくいためです。
さらに、チタンは金属独特の臭いも発生しにくいとされています。
ステンレスやアルミ製の食器を使うと金属臭が気になってしまい、食事を思う存分楽しめなかった経験がある方もいるのではないのでしょうか?チタンマグだと金属臭の心配もなく、食事を楽しめます。
一方、ステンレスも安全性の高い金属ではありますが、ニッケル・クロムといったアレルギー反応を引き起こす金属が含まれています。
食器類にはニッケルなどを含まないステンレスが使われていることが多いですが、金属アレルギーの場合はチタンカップのほうが安心して使用できるでしょう。
重さ
チタンマグとステンレスマグを比べると、チタンマグのほうがはるかに軽いです。チタンの重さは銅の約50%・鉄の約60%とされており、プラスチックのように軽いのが特徴です。
商品によって違いはあれど、350mlサイズのチタンマグで、およそ70〜85gとなります。
一方、ステンレスマグは、350mlサイズでおよそ180〜290gのものがほとんどです。このことから、チタンマグはステンレスマグの約半分の重さであることがわかります。
徒歩キャンプや登山など、バックパックを背負って移動する場合は、ステンレスマグの重さが負担になる可能性もあります。
携帯性を重視するキャンプなどのアウトドアシーンでは、チタンの軽さは重宝するでしょう。
価格
一般的にステンレスマグのほうが安く手に入ります。
安くて使いやすいステンレスの食器が広く普及しているように、ステンレスはチタンに比べて加工がかんたんで、製造コストを抑えることが可能です。
チタンは強度がある分、加工が難しく、製造コストも高くつきます。しかし、少し背伸びをすれば手を出せるくらいの価格帯です。
ここまで読んでみて「チタンマグに惹かれてきた」という方は、下の記事で紹介している、チタンカップの特徴・メリット&デメリット・選び方もぜひ参考にしてください。
チタンマグがおすすめな人
チタンマグがおすすめな人は、以下のとおりです。
- リッチなキャンプを楽しみたい人
- 携帯性を重視したい人
- 金属アレルギーの人
- 金属臭の少ないマグカップを使いたい人
チタンは軽量かつ耐久性が高いため、キャンプなどのアクティビティには最適で、非常に使い勝手のよい金属です。
荷物が多くなりがちなファミリーキャンプから、最小限の荷物でミニマムに楽しみたいソロキャンプまで、幅広いキャンプスタイルで大活躍します。
また、人に対しての安全性も高いため、金属アレルギーの人でも安心して使えるでしょう。
多少値は張るものの持ち運びも楽で、金属臭も気にせずに、アウトドアでおいしい飲み物を楽しめます。
おいしいコーヒーやお酒を飲んで、リッチなキャンプを楽しみたい方は、ぜひチタンマグを試してみてください。
チタンマグなら「WAQ チタンマグ 450ml」がおすすめ◎
WAQでは、「WAQ チタンマグ 450ml」を販売しています。
こちらのチタンマグは、シングルウォールなので直火OK。
内側には目盛りがついており、マグカップだけでなくクッカーとしても活用できるため、荷物を減らしたい方にもおすすめです。
フタつきのため、ホコリや灰などのゴミ、虫などの侵入も防げます。つまみ部分にはロック機能も施されているので、カップが熱々の状態でも安全に外せます。
サイズぴったりの収納袋つきで、持ち運びがしやすいのもポイントです。
チタンマグはバーナーなどで焼き入れをすると、きれいなチタンブルーになります。キャンプなどで愛用しているうちに、オリジナルの色の変化も楽しめますよ。
ご興味のある方は、ぜひこの機会にWAQ公式ストアをチェックしてみてください。
ステンレスマグがおすすめな人
ステンレスマグがおすすめな人は、以下のとおりです。
- コストパフォーマンスを重視する人
- ある程度の耐久性があればOKな人
- 重さが気にならない人
- 金属臭が気にならない人
- 金属アレルギーではない人
ステンレスマグは、チタンマグに比べて価格は安いですが、重さがあるのがデメリットです。
落下など強い衝撃を与えると変形する恐れはありますが、それでもキャンプシーンでは十分通用するくらいの頑丈さがあります。
このため、携帯性や耐久性はそこそこでよいので、コストパフォーマンスを重視したい人や、車移動で重さがそこまで気にならない人におすすめです。
その他ファミリーキャンプなどで、人数分のマグカップを用意しなければならないキャンパーにも最適です。
チタンとステンレスの違いを知って、自分の使いやすいマグカップを選ぼう
今回はチタンマグとステンレスマグの違いを解説しました。
キャンプ用のマグカップとしておすすめなのは、耐久性や安全性などが優れているチタンマグですが、価格が高というデメリットもあります。
チタンマグとステンレスマグ、それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分にとって使いやすいマグカップを手に入れましょう。
なおチタンマグは丈夫なものの、使っているうちに黒ずみが出てきたりニオイがついたりと、徐々に汚れが目立ってきます。定期的にメンテナンスをすることで長く愛用できるので、購入後はしっかりとお手入れをおこないましょう。
下の記事では、チタンマグのお手入れ方法を画像つきでお伝えしています。こちらもあわせて参考にご覧ください。
>>チタンカップのお手入れ方法|汚れの種類別の落とし方と注意点