ファミリーキャンプを元気に楽しむには、子どもがぐっすり眠れる寝床作りが重要です。
しかし快適な寝床作りには、どのようなアイテムが必要なのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、以下をくわしく解説します。
- 子どももぐっすり眠れる、快適な寝床作りに必要なアイテム
- 寝床作りで気を付けたい季節別のポイント
「子どもが寝られずに体調を崩さないか心配」「ぐずって周りに迷惑を掛けないか不安」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ファミリーキャンプでは快適な寝床作りが重要!
アウトドアで寝ることに慣れていないと、なかなか熟睡できない子どもは多いようです。なかでも小さい子どもは、眠れずにぐずってしまうことがあります。子どもがぐずると「寝不足で体調を崩さないか」「泣き声で周りのキャンパーに迷惑を掛けないか」と親も気になり、親子で寝不足になってしまうことに……。
WAQが行った「ファミリーキャンパーの悩みに関する実態調査」では、キャンプの悩みとして33%もの方が「子どもの寝つきが悪い」と回答しています。
さらに「子どもの寝つきが悪いことで起こる悩み」を聞いたところ、次のようなエピソードが寄せられました。
「翌日のレジャーを満足に楽しめない」
「子どもが心配で安心して寝ることができない」
「翌日、子どもの機嫌が悪くなる」「翌日、子どもの体調が悪くなる」
翌日も朝から親子で元気に活動するためには、子どもが少しでもリラックスして寝られる環境作りが重要です。
これから紹介するアイテムを使って、自宅と変わらない寝心地の、快適な寝床を作ってあげましょう。
ファミリーキャンプで快適に寝るために必要な3つの対策とは?
ファミリーキャンプで、子どももぐっすり寝られる快適な寝床を作るには、次の3つの対策が必要です。
各対策を詳しく紹介していきます。
対策1 底つき感
「底つき感」とは、寝具のクッション性が足りず、地面の固さが体に伝わる状態です。
寝心地がよくないうえに、体の一部に負荷がかかりやすいため、起床時に肩こりや腰痛など体に不調を生じやすくなります。
底つき感を減らすために、キャンプマットなどのさまざまなアイテムを使って、寝床のクッション性を高めましょう。
また、底つき感対策としては、テントを張る「場所選び」も重要です。
硬い地面ではなく、柔らかい芝生を選ぶと底つき感を減らせます。このとき、できるだけ平らな場所を選ぶと、寝姿勢に違和感がなく寝心地がよくなります。
さらに、テント設営前には落ちている石や枝を取り除き、地面の凸凹を感じないよう整地しておきましょう。
下の記事では、テント設営に適切な場所や注意点を紹介しています。テントを張ってはいけない場所もお伝えしているので、キャンプ初心者の方はこちらも合わせて参考にご覧ください。
対策2 暑さ
たとえ暑い時期であっても、防犯の都合上、夜はテントを閉め切る必要があります。
人数の多いファミリーキャンプでは、テントに熱気や湿気がこもりやすく、寝苦しくなりがちです。
暑さを感じるシーズンにキャンプをおこなう場合は、テントを閉め切ってもできる暑さ対策が必要です。
対策3 底冷え
寒い時期のキャンプでは、地面から冷気が伝わってくるため、底冷え対策は欠かせません。
とくに、寝るときはテントの床と体が密着します。
底冷え対策をしないままでいると、地面からの冷えがダイレクトに伝わり、体が冷えきり寝つけなくなります。
地面からの冷えは、「空気の層」が多いほど強力にシャットアウトできます。
下の画像のように、銀マットやインフレーターマットなど、さまざまなアイテムを重ねて空気の層を増やし、底冷え対策をしましょう。
ファミリーキャンプで寝るときに必要な5つのアイテム
ここからは、ファミリーキャンプの快適な寝床作りに必要なアイテムと、それぞれの特徴や役割を解説していきます。
なお寝心地のよさが人気のコット(簡易ベッド)は、人数の多いファミリーキャンプではスペース的に使用が難しいアイテムです。
また小さい子どもは転落の恐れもあるので、今回はマットを使った寝床作りを紹介します。
アイテム1 グランドシート
「グランドシート」とは、テントの下の地面に敷くシートのことです。
テント底の汚れ・破損・雨水の侵入を防ぎます。
冬キャンプではグランドシートを敷くことで空気の層が増えて、地面からの「底冷え」を軽減できます。
またテント底の汚れや水濡れを防止できるため、帰宅後のテントの手入れは乾燥だけで済み、後片付けが楽になるのもメリットです。
さらに、テントの底に石や枝などが当たって破れたり傷がついたりするのも防げて、テントを長持ちさせることにもつながります。
アイテム2 インナーマット
テントの床の上に敷くシートのことを「インナーマット」と呼びます。
フローリングに敷くカーペットやラグのような役割を果たし、テント内の居住性を高めます。
クッション性や保温性に優れているため、寝るときの「底つき感」や「底冷え」対策として有効なアイテムです。
アイテム3 キャンプマット(スリーピングマット)
寝袋の下に敷いて使うマットのことを「キャンプマット」といいます。「スリーピングマット」と呼ぶこともあります。
敷布団のような役割をもち「底つき感」をかなり解消してくれる、頼もしいアイテムです。キャンプマットがあるのと無いのとでは、寝心地が大きく変わります。
また、8cmや10cmなど厚みのあるものは、冬キャンプの「底冷え」対策にも有効です。
なお、先ほども紹介した「ファミリーキャンパーの悩みに関する実態調査」では、「睡眠の質を向上させるためにキャンプマットやコットを活用している」と答えた方は50%にものぼっています。
このことから、キャンプで快適な寝心地を実現したいなら、キャンプマットは重要なアイテムであるといってもよいでしょう。
アイテム4 シュラフ(寝袋)
キャンプ用寝具として定番のシュラフ(寝袋)は、掛布団と敷布団の役割を果たします。
軽量かつコンパクト収納で携帯性が高く、荷物の多いファミリーキャンプにはぴったりのアイテムです。
アイテム5 キャンプ用枕
キャンプでもぐっすり眠りたい場合は、枕を持っていくことをおすすめします。
普段寝るときに枕を使っている場合、枕なしで寝ると頭が下がってしまい、違和感を覚えて寝つきにくくなります。
とくに、キャンプでは不慣れな環境で寝ることになるため、なるべく普段と近い寝姿勢を作るのが快眠のコツとなります。
荷物の多いファミリーキャンプには、携帯性に優れ、汚れにも強いキャンプ用枕がおすすめです。
ファミリーキャンプで寝るときに必要なアイテムの選び方
ここからは、ファミリーキャンプの寝床作りに使うアイテムの選び方を紹介していきます。
グランドシートの選び方
グランドシートを選ぶ際に重要なのが、サイズ選びです。
グランドシートがテントの床面より大きいと、雨が横から入りこみ、シートに水が溜まってしまいます。
テントの床面より、一回り小さいグランドシートを選びましょう。
もしテントの床面より大きいグランドシートを使う場合は、はみ出す部分を折り込んでしまえば、水が溜まるのを防げます。
サイズ選びが不安な方は、テント専用の純正グランドシートを選ぶのもおすすめです。
インナーマットの選び方
カーペットやラグの役割を果たすインナーマット。
インナーマットは厚みがある方が「底つき感」を軽減し、居住性や寝心地がよくなります。
しかし同時に収納サイズも大きくなるので、居住性と携帯性のバランスを考えながら、適した厚みのものを選びましょう。
インナーマットはテント専用の純正品であれば、テントの隅々までカバーできます。
しかし快適に過ごせるのであれば、必ずしもインナーマットとして販売されている製品にこだわる必要はありません。自宅で使っているラグなどで代用してもよいでしょう。
キャンプマットとして使われる銀マットも、価格が手頃で「底つき感」を軽減し「底冷え」を防げるので、インナーマットとして使うのもおすすめです。
キャンプマット(スリーピングマット)の選び方
マットを選ぶ際にチェックしたいのが、断熱性を表す「R値」です。
R値が高いほど断熱性が高く、冬キャンプではより「底冷え」が防げます。
とくに寒い時期のキャンプで使う場合は、R値に着目して製品を選びましょう。
- 夏キャンプ:0~2
- 春・秋キャンプ:2~3.5
- 冬キャンプ:4.5以上
- 極寒のキャンプ:4.5以上
またキャンプマットは、さまざまなタイプがあります。メリット・デメリットを考慮して、適したタイプのマットを選びましょう。
メリット | デメリット | |
インフレータブルマット |
自動で膨らむ 寝心地がよい 底つき感が無い |
重い 収納サイズが大きめ やや高価 |
エアーマット |
比較的安価である 底つき感が無い 比較的軽量 比較的コンパクト収納可 |
膨らませる必要がある 不安定な寝心地 穴が開くと使えない |
クローズドセルマット |
開いてすぐ使える 軽量 コンパクト収納可 |
底つき感がある |
銀マット |
安価 開いてすぐ使える 軽量 |
底つき感がある |
インフレータブルマット
インフレータブルマットにはウレタンが内蔵されており、バルブを開くとウレタンの復元力により自動で空気が入ります。
ウレタンが体をしっかり支え、厚みもあるので、底つき感のない寝心地のよさが最大の魅力です。
ファミリーキャンプで、自宅に近い寝床を作りたい方におすすめのマットです。
他のタイプのマットに比べて重さがあり、収納サイズも大きめですが、車移動のファミリーキャンプなら問題なく持ち運びできるでしょう。
この後に紹介するエアーマットや銀マットに比べれば高価ですが、寝心地のよさを考えると、十分納得できる価格帯です。
「WAQ」では、インフレータブルマットを豊富に展開しています。なかでもファミリーキャンプにおすすめなのが「WAQ RELAXING CAMP MAT ダブルサイズ」です。
大人2人が寝られる、幅134cmのゆったりサイズ。
2枚並べれば、家族4~5人で仲良く寝られます。
ダブルサイズとシングルサイズを並べると、家族3人にピッタリのサイズ感となります。
厚さ10cmのウレタンと伸縮性のある表地が、包まれるような快適な寝心地を実現し、キャンプに慣れていないお子さんでもぐっすり眠れます。
エアーマット
足踏みポンプや電動ポンプで空気を入れて使用するエアーマット。空気で体を支えるので、底つき感は解消されますが、やや安定感に欠けるフワフワした寝心地です。
ウレタンなどのクッション材を使わないため、インフレータブルマットよりも軽量でコンパクト収納が可能です。そのため、荷室スペースが狭い車でも持ち運びやすいでしょう。またリーズナブルな価格も魅力です。
ただし、ウレタンが内蔵されていないので、穴が開くと空気が抜けてしまい、使用できなくなります。
クローズドセルマット
ポリエチレン発泡素材で作られたクローズドセルマットは、広げるだけで直ぐに使えます。
軽量でコンパクトに収納できる点が、最大のメリットです。そのためオートキャンプより、徒歩やツーリングキャンプ、登山でのテント泊に向いています。
ただし、空気を注入するタイプのマットと比べると薄く、底つき感があるのがデメリットです。
WAQのクローズドセルマット「WAQ キャンプマット 2人用」は、大人2人がゆったり寝られる幅160cmサイズです。小さい子どもとなら、親子3人でも充分なサイズです。
断熱性・防湿性の高いXPEフォームが使われており、地面の冷えや熱、湿気を防ぎ、一年中快適な寝床が作れます。
収納時は40cm×80cm×厚み12cmで、車の荷室の隙間に詰め込みやすいサイズです。車の荷室スペースに余裕が無いファミリーキャンプにおすすめです。
またキャンプマットとしてだけでなく、レジャーシートやインナーマットとしても活躍します。
銀マット
銀マットは、キャンプで使用するキャンプマットの定番として長らく愛されてきたアイテムです。手頃な価格が何よりの魅力です。
銀マットの銀色の面は、熱を反射します。夏は銀の面を下にして地熱を反射し、冬は銀の面を上にして体温を反射させると快適に過ごせます。
ただし空気を入れるタイプに比べて厚みが無いので、クローズドセルマットと同じく底つき感はあまり軽減されません。
シュラフ(寝袋)の選び方
シュラフは、次の3タイプに分けられます。
- 夏用
- 3シーズン用(春・夏・秋)
- 冬用
保温性能に違いがあるため、キャンプをおこなう季節にあわせて選んでください。
またシュラフを選ぶ際は、「限界使用温度」「快適使用温度」のチェックも重要です。
- 限界使用温度:工夫次第で眠れる限界の温度の基準。「リミット温度」ともいう。
- 快適使用温度:温かく快適に眠れる温度の基準。「コンフォート温度」ともいう。
できるだけ快適な寝床を作りたいファミリーキャンプでは「快適使用温度」を基準に選ぶとよいでしょう。
- 夏用:5~10℃
- 冬用:-5℃以下
- 3シーズン用:-5℃~5℃
とくに寒い時期にもキャンプを楽しみたい方は、目安の温度から-5℃の快適使用温度の製品を選ぶと、寒がりの人でも安心です。
またシュラフは形状により「マミー型(人形型)」「レクタングラー型(封筒型)」の2タイプに分けられます。
それぞれのメリット・デメリットを押さえて、キャンプスタイルに適したタイプを選びましょう。
メリット | デメリット | |
(人形型) |
マミー型
保温性が高い 収納サイズがコンパクト |
窮屈である |
(封筒型) |
レクタングラー型
ゆったり寝られる 連結できる 複数人用の製品がある |
マミー型より保温性が低い |
マミー型(人形型)
足先にかけて、だんだん細くなる形状の「マミー型(人形型)」。
寝袋と身体が密着し、寒い時期でも温かに寝られます。登山など厳しい環境でのキャンプにも適しています。
また、収納サイズがコンパクトな点もメリットといえるでしょう。
寝相の悪い子どもは、マミー型の密着感を窮屈に感じる場合もあります。普段添い寝している子どもも、親と距離感があると安心して眠れない場合もあるでしょう。
レクタングラー型(封筒型)
長方形をした「レクタングラー型(封筒型)」シュラフは、布団のようなゆったりした寝心地が魅力です。
レクタングラー型は、2つのシュラフを連結できる製品や、複数人用のものが販売されています。布団で寝る感覚でみんな一緒に寝られるので子どもも安心して眠れるでしょう。
マミー型に比べ密着感が少なく保温性が低いのがデメリットですが、ファミリーキャンプにはぴったりのシュラフといえます。
WAQの「WAQ DD SLEEPINGBAG ファミリータイプ」は、親子で仲良く寝られるレクタングラー型シュラフです。
こちらのシュラフは、さまざまなスタイルで使用できるのが魅力です。
4人用シュラフとしてだけでなく、上下2枚を切り離して以下のようなアレンジが可能です。
- 掛け&敷布団スタイル
- セミダブルサイズの寝袋2つ
季節や子どもの成長に合わせて、好みのスタイルを選べます。
万が一汚れても洗濯機で丸洗いできるので、清潔に保ちやすく長く使用していただけます。
家族全員で川の字になって寝られる寝袋をお探しの方は、この機会にWAQ公式ストアでチェックしてください。
キャンプ用枕の選び方
キャンプ用枕は、次の4タイプに分かれます。
- インフレータブルタイプ
- エアータイプ
- クッションタイプ
- スタッフサックタイプ
それぞれの特徴を比較して、ファミリーキャンプで使いやすいタイプを選びましょう。
メリット | デメリット | |
インフレータブルタイプ |
快適な寝心地 自動で膨らむ 収納サイズがコンパクト |
やや重い |
エアータイプ |
軽量 収納サイズがコンパクト |
安定感に欠ける 穴が開くと使えない |
クッションタイプ | 快適な寝心地 |
収納サイズが大きい やや重い |
スタッフサックタイプ |
軽量 収納サイズがコンパクト |
中身が必要になる |
枕が変わると寝つけない敏感な子どもは、自宅用枕を使うのもおすすめです。
インフレータブルタイプ
ウレタン内蔵で、バルブを開放するとウレタンの復元力により自動で空気が入るインフレータブルタイプ。ウレタンがしっかり頭を支える、快適な寝心地が魅力です。
空気を抜けば収納時はコンパクトですが、ウレタンが内蔵されている分、やや重さはあります。しかし、車移動であれば充分持ち運びしやすい程度です。
快適な寝床を作りたい、ファミリーキャンプにおすすめの枕です。
WAQのインフレータブルタイプのキャンプ枕「WAQ RELAXING PILLOW」は、寝相の悪いお子さんでも外れにくい大判タイプです。
内蔵のウレタンは頭にフィットするウェーブ形状。収縮性の高い表地が使われ、しっかり頭を支えながらも包み込まれるような快適な寝心地が特徴です。
洗濯可能な枕カバー付きで、頭に汗をかきやすい子どもでも、いつでも清潔に気持ちよく寝られます。
キャンプ用枕をお探しの方は、この機会にWAQ公式ストアをご覧ください。
エアータイプ
エアータイプは、呼気やポンプで空気を入れるキャンプ用枕です。軽量でコンパクト収納できる、携帯性の良さが魅力です。
中身が空気だけなので安定感に欠ける点や、穴が開くと空気が抜けて使えなくなってしまうのがデメリットといえるでしょう。
クッションタイプ
中綿にウレタンやスポンジが使われているクッションタイプ。自宅用の枕に近い、快適な寝心地を味わえます。
収納時は折りたためるものの、中の空気は抜けないので、収納サイズは大きめです。
スタッフサックタイプ
スタッフサックとは、バックパックの整理に使う収納袋のことです。スタッフサックタイプの枕は、中に衣類やタオルなどを入れて、適度な高さやクッション性を作ります。
使わないときは布一枚なので、非常に軽量でコンパクト。また衣類などの収納袋としても使えます。
ただし、中に入れるものが無いと使えない点は、デメリットといえるでしょう。
キャンプ用枕の種類をはじめ、キャンプ用枕がいる人・いらない人、代用品になるアイテムについては下の記事でわかりやすく紹介しています。キャンプ用枕についてさらにくわしく知りたい方は、こちらも参考にご覧ください。
【季節別】ファミリーキャンプで寝るときの対策
ファミリーキャンプでは、季節に合わせて工夫すると、さらに快適に寝られます。
ここからは、快適に寝るためのポイントを季節ごとに紹介していきます。
夏キャンプで寝るときの暑さ対策
キャンプで寝るときは、たとえ暑い時期だとしても、防犯に配慮するためにテントを閉め切らなければいけません。
ここでは、閉め切った環境でもできる暑さ対策を紹介します。
夏キャンプをおこなう場所によっては、夜間に気温が下がる場合もあります。強風が吹く海辺や標高の高いキャンプ場では、寒いときに羽織れる上着などを準備しておくと安心です。
タオルケットを使う
街中と変わらない気候の平地のキャンプ場では、夜も気温が下がらず熱帯夜になる場合があります。このような場合は、寝袋ではなくタオルケットを使うと涼しく寝られます。
普段から使っているタオルケットを使うと、環境の変化に敏感な子どももリラックスして寝つきやすくなります。
サーキュレーター・扇風機で換気する
テントを締め切ると風が通りにくくなるため、熱や湿気がこもりやすくなります。
中に溜まった熱や湿気を追い出すには、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させて、換気するのが有効です。充電式の製品を選ぶと、電源がなくても使用可能です。
冷感パッド・シーツを使う
触れるとひんやりする冷感パッドやシーツを使うのもおすすめです。
吸水性の高いものを選べば、汗をかいてもベタつかず快適に過ごせます。
冬キャンプで寝るときの寒さ対策
冬キャンプで寝るときには、火事や一酸化炭素中毒の危険性があるため、薪ストーブや焚き火を消さなくてはいけません。
火を使わない寒さ対策で、あたたかく寝られるようにしましょう。
湯たんぽを使う
シュラフに湯たんぽを入れると、ポカポカとあたたかく寝られます。とくに冷えやすい足元に入れておくと、眠りにつきやすくなるのでおすすめです。
寝る30分前くらいに湯たんぽを入れると、寝る頃にはシュラフが快適なあたたかさになります。
なお、湯たんぽを使用する際は、火傷しないようバスタオルなどにくるんで使いましょう。
電気カーペット・電気毛布を使う
電源サイトの利用やポータブル電源の持参で、暖房系の電化製品が使えます。
一晩中使える電気カーペットや電気毛布があれば、寒さ知らずで朝まで快適に寝られます。
毛布やインナーシュラフをプラスする
寝袋だけだと寒い場合は、寝袋の中に毛布やインナーシュラフをプラスすると、保温性がアップします。
春・秋キャンプで寝るときの対策
日中は過ごしやすい春・秋のキャンプでも、夜間はグッと冷え込むことが多いです。
とくに風の強い海辺や川の近く、標高の高いキャンプ場では、最低気温が5〜10度以下になることもあるため、寒さ対策が必要です。
春や秋でも最低気温が5〜10℃を下回る場合は、湯たんぽや電気毛布など、冬キャンプ同様の寒さ対策をしておくと安心です。
最低気温が15度以下の場合、肌寒さを感じることもあるため、いざというときに体をあたためられる毛布やブランケットを準備しておくことをおすすめします。
快適な寝床を整えてファミリーキャンプを元気に楽しもう!
ファミリーキャンプで子どもがぐっすり眠れないと、親もゆっくり寝られず、親子で寝不足になってしまいます。親子で元気にキャンプを楽しむためには、子どももぐっすり寝られる快適な寝床作りが重要です。
今回は、ファミリーキャンプの快適な寝床作りに必要なアイテムや、季節ごとに注意するポイントを紹介しました。
自宅のような快適な寝床を作り、親子でぐっすり眠って、翌日は朝からパワー全開でキャンプを楽しんでくださいね。