屋根の役割を果たすタープは、家の庭や軒先に設置してキャンプシーン以外でも使うことができます。しかし、家の庭や軒先にタープを設営する際は、ちょっとしたコツが必要です。
タープをしっかり固定しなければ、風で飛ばされるなど、ご近所に迷惑をかける羽目になる可能性もゼロではありません。
そこで今回は、下の要点をまとめて解説します!
なお、タープの種類や張り方、保管方法など、タープに関する情報は以下の記事にまとめています。ぜひ参考にご覧ください。
アウトドアブランドのWAQでは、水や火の粉に強いTC素材を使用したヘキサタープを販売しています。
ポールやペグがセットになっているオールインワンのため、初心者の方にもおすすめです。この機会に、ぜひ公式ストアをチェックしてみてください。
タープを家の庭や軒先で使うメリット
キャンプシーンにおけるタープは、くつろぎスペースやリビングのような役割があります。それではタープを家の庭で使う場合には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
考えられるメリットは以下の3つです。
- 日よけや雨よけに使える
- 目隠しになる
- 家キャンプやピクニックを楽しめる
それでは詳しくみていきましょう。
日よけや雨よけに使える
タープの1番のメリットともいえるのが、日よけや雨よけになるということです。
強い日差しや紫外線が降り注ぐ春〜夏は、日射病や熱中症などの危険をともないます。夏場など日差しの強い日でも、タープで日陰を生み出すことで涼スペースを作り出せます。
小さいお子さんがいるご家庭の場合は、タープ下に子ども用プールを設置するなどすれば、安心して子どもを遊ばせることができますよ。
雨よけとしても機能するため、雨の中でも庭先で遊んだり庭いじりなどの作業ができます。
天気が崩れやすいシーズンでも、安心して洗濯物をタープの下で干せるのも嬉しいポイントです。
目隠しになる
住宅密集地や周りに高い建物があるなど、外から庭の中が丸見え状態になる場合には、視線をさえぎる目隠しとして役立ちます。
たとえば、
- 子ども用プールを設置する
- 庭でくつろぎながら読書をする
- 昼寝をする
というときなどは、タープがあると人目を気にせず楽しめるでしょう。
手軽に家キャンプやピクニックが楽しめる
庭でタープを使うことで、手軽にキャンプ気分を味わえるのもメリットの1つです。
キャンプに行きたくても行けないときなどは、庭先などでタープを設置するだけで、自宅にいながらキャンプの臨場感を楽しめます。
タープの下にキャンプマットを敷いたりウッドテーブルや椅子を出したりして、バーベキューやランチを楽しむのもおすすめです。
家の庭などでのタープの取り付け・設営のコツ
家の庭にタープを設営するときの取り付け方や固定するコツを3つご紹介します。
- 取り付け位置を確認する
- ペグ・フック・カラビナなどでしっかり固定する
- ペグが打てないときは、おもりや柱を活用する
あらかじめ上記のポイントを押さえることで、後々「設置場所に失敗した!」ということも防げます。
それでは各項目について、詳しく解説していきます。
取り付け位置を確認する
まず、庭にタープを張る場合は、あらかじめタープを張る位置を明確にしておきましょう。
庭の環境は各住居によって千差万別です。
太陽光のあたる位置や時間帯、人の目に触れない位置など、設置場所をしっかりシュミレーションしておくのもコツのひとつです。
そのほかにも、
- 家の屋根や外壁部分に取り付けるのか
- キャンプと同じように独立させて設置するのか
など、家・庭の作りや使用目的に合わせて、取り付け方法も整理しておきましょう。
また、ペグダウンするためのスペースを確保したり、必要なアイテムを準備しておくと作業もスムーズに進められますよ。
ペグ・フック・カラビナなどでしっかり固定する
キャンプでタープを設営するときと同じく、ペグをしっかり打ち込んで固定するのがポイントです。
ペグを打つときのポイントは、下のとおりです。
- ロープに対して逆向きする
- 少し斜め気味に(45°程度)打ち込む
ロープと同じ方向に打つと、風などの負荷がかかった場合に抜けやすくなります。ペグダウンの角度にも注意しておきましょう。
タープ上部を屋根や外壁などに引っ掛ける場合は、フックやカラビナで固定して、タープが倒れないようにしましょう。
ペグが打てないときは、おもりや柱を活用する
庭の床材には土や芝生以外に、以下の素材が使われていることもあります。
- コンクリート
- 敷石
- 砂利
- 砕石
上記のような床材の場合は「ペグが打てない」ということも少なくありません。
コンクリートのようにペグ打ちできない地面には、おもり・柱・木にロープを結ぶなど固定方法を工夫することで、タープを取り付けることができます。
使用するおもりは、風にも強い砂袋や屋外専用のおもりで、5kg以上のものを使うと安心。
柱や木に取り付ける場合は、力が加わっても問題なさそうか確認しましょう。木にロープをくくりつけるときは、木を傷をつけてしまわぬよう、タオルなどを間にかまして保護することも忘れずに!
砂利や砕石の場合は、下のような工夫をするのがおすすめです。
- 長めのペグを使う
- ペグの頭が地面に触れるくらいに深く打ち込む
- 鍛造など丈夫なペグにする
ペグ打ちしにくい地面でも、ペグの素材や打ち方を意識すれば、しっかり固定できるでしょう。
屋外用のフックやリングを活用するのもあり
市販されている屋外専用の固定フックやリングを使った取り付け方法もあります。
軒先や屋根部分に固定リングを取り付ける
↓
タープ上部をリングに引っ掛ける
↓
タープ下部はペグやおもりなどで固定する
固定リングを活用すると、庭一面を覆うことも可能です。取り付け位置の幅も広がるため、ぜひチェックしてみてください。
タープを家の庭で使用する際の注意点3つ
ここからは、家の庭でタープを使用する際の注意点を3つご紹介します。
- 雨だまりに気をつける
- 出しっぱなしはNG
- 風で飛ばされないように気をつける
安全に使うためにも、これらの注意点をしっかり頭に入れておきましょう。
1.雨だまりに気をつける
少々の雨を防いでくれるタープですが、張り方によっては雨が降ったときに雨だまりが出来ることがあります。
雨だまりの重みで負荷がかかると、ポールが倒れたり生地が傷んだりするなど、タープが劣化する原因につながるため注意が必要です。
大雨が降る場合は、なるべく早めに撤去するようにしましょう。
小雨など少量の雨の場合は、雨水が下に流れるように水の逃げ道をロープで作るなど、あらかじめ雨水がたまらないように工夫しておきましょう。
2. 出しっ放しはNG
家の庭にタープを常設する、あるいは出しっ放しにすると、タープの劣化を早めてしまいます。
タープは雨風や紫外線を遮ってくれる優秀な機能を備えていますが、外に出しっ放しにしていると日光や雨にさらされ、生地が劣化しやすくなります。
また、汚れが付着することで、防水加工や紫外線防止加工なども落ちる可能性があります。
タープを長く使用するためには、面倒でも使用する度に設置する、という方法が最適です。
3. 風で飛ばされないようにする
タープは1枚の大きな布でできています。そのため、風にあおられやすい特徴があります。
少しでも不安定だと倒壊しやすいため、しっかりと固定するのは必須条件です。
隣家の庭や周辺の道路にまで飛ばされてしまい、事故やトラブルにつながる可能性もゼロではありません。
トラブル防止・事故防止のためにも、風で飛ばされないようにしっかり固定しましょう。
風で飛ばされないようにするためには、強度のあるロープの結び方も重要です。タープ設営に役立つ、もやい結びや8の字結びについては、こちらで詳しく解説しています!ぜひご覧ください。
家でも使える!WAQ HEXATARP TC M/L(WAQヘキサタープ)
家の庭に設置するのにも最適な、WAQの大人気TCシリーズ「WAQ HEXATARP TC」のMサイズLサイズの特徴をご紹介します。
TC生地は高い通気性・遮光性・吸水性を備えているのが特徴です。火の粉が当たっても穴が開きにくいので、タープの近くでもバーベキューも楽しめますよ。
シンプルな作りで設営もかんたん。メインポールやガイロープ、ペグがセットになっているオールインワンタイプなので、これ1つでタープの設営ができます。
WAQ HEXATARP TC Mサイズ
Mサイズは、340cm×330cmで1〜3人用の大きさで、ソロキャンプや2〜3人グループで使いやすいサイズ感です。
家の庭に使う場合は、ちょっとしたスペースや、マンションのベランダとも相性抜群です。
WAQ HEXATARP TC Lサイズ
Lサイズは、480cm×470cmで4〜6人用のファミリーキャンプなど大規模なアウトドアに適した大きさです。
十分な大きさがあるため、屋根から庭全体を覆ったりするのにも使用できます。広々とした空間を作り出せるので、広めの庭に最適といえるでしょう。
さらにLサイズには、アレンジ張りのときに便利なサブポールも付属されています。遮光性を広げたり、目隠しなどのプライベート性をより高める効果も期待できますよ。
「家で使う専用のタープが欲しい」「キャンプ場と家のどちらでも使えるタープを探している」という方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
今回は、タープを家の庭や軒先で使用するときの取り付け方や注意点について解説しました。
日よけや雨よけ、目隠しなどさまざまなメリットがあるタープは、自宅でも重宝する優れたアイテムです。
家の庭や軒先に設置する際は、各住環境に応じた張り方でしっかりと固定することが重要です。ペグで固定するのが難しい場合は、おもりや固定リングなどを活用する方法もあります。
庭でのお家キャンプやバーベキュー、プールで遊ぶときなどは、ぜひ今回の記事を参考にタープを活用してみてください!
ペグの種類や選び方のポイントについては、下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にこちらもご覧ください!